1982-02-20 第96回国会 衆議院 予算委員会 第14号
去年の自動車のような騒ぎになる前に日本の中でひとつ業界をうまく指導していただいて、余り向こうから集中的輸出だと言われるようなことのないようにしていく必要があることが一つです。
去年の自動車のような騒ぎになる前に日本の中でひとつ業界をうまく指導していただいて、余り向こうから集中的輸出だと言われるようなことのないようにしていく必要があることが一つです。
しかしながら、いま御指摘がありましたように、集中的にある国に、あるいはある地域にそういうような輸出の拡大というものが行われますと、これは御指摘のとおり、まさに経済摩擦を起こすということになるわけでございますので、したがって、秩序ある輸出ということに心がけておりますし、そうして輸出企業におかれましても、たびたびの試練の中に、そういう集中的輸出ということに対しては、非常に拡大を避けるという秩序ある輸出ということに
現在、円の為替レートが若干低目のこともあって、輸出が数量的に伸びており、これが過度になって国際的摩擦を惹起することのないような配慮が必要であり、特定国への集中的輸出を避け、プラント輸出など国際協力関係を強化し、あわせて情報の収集分析に努める等、問題を未然に処理するよう努力したい」旨の答弁がありました。
次に、後から申し述べられました集中的輸出による中小企業の被害でございますが、私どももやはり、小さいながら自由の業を選んでおるものでございますから、大企業の方をねたんで発言するようなことは申し上げにくいわけでございまして、この席ではちょっと申し上げかねますが、私どもの業界の中には、たとえば輸出課徴金のようなものをかけてドルを抑えてくれればいいというような声はたくさんございます。 以上でございます。