1972-05-16 第68回国会 参議院 建設委員会 第13号
だから隅田川流域でも、あるいは各河川の流域に、流域というよりも河口にそれらのものを築造して河川を通じて流し込む、河川でも決して現在のたれ流しじゃございません。そこに大きな口径一メートルでも二メートルでもいいから、これに流し込んでそして処理をするというような考え方にいったほうが早いんではないか。そうして神田川にしても、その他小さな中小河川がたくさんございます。
だから隅田川流域でも、あるいは各河川の流域に、流域というよりも河口にそれらのものを築造して河川を通じて流し込む、河川でも決して現在のたれ流しじゃございません。そこに大きな口径一メートルでも二メートルでもいいから、これに流し込んでそして処理をするというような考え方にいったほうが早いんではないか。そうして神田川にしても、その他小さな中小河川がたくさんございます。
現在隅田川流域といたしまして、下水道が整備されておりますのが、概数でございますが、約二方ヘクタールという面積になっております。これを昭和五十年におきましては約三方、それからさらに環境基準達成の最終の目標年次といたしております昭和五十四年ごろにおきましては約四万、ですから二万から三万に上がりますのが現在の二兆六千億の第三次緊急整備計画の対象の隅田川関係の数字になるわけでございます。
私が一応構想しているいまの隅田川流域を、あそこを流域下水道をつくって一応少なくとも少し魚が住める程度にするには一千億くらいかかる。しかもこれは十年かかっていけるかどうかという。現実問題としてあそこが汚染される。多摩川流域しかり、淀川流域しかり。こうなりますと、事業量だけ拡大しても実はこれは消化しきれないというものが出てきている。
それに加えまして、ただいま先生御指摘の利根川の水を隅田川に導入をいたしまして、河川の流量をふやし、浄化をはかっているところでございますが、下水道の整備につきましては、水質基準の設定に基づきまして年次計画を立てて、隅田川流域の下水道整備を実行いたしておりますが、すでにことしの昭和四十一年度末におきまして、一番隅田川の汚濁原因になっております新河岸川流域でございますが、区で申しますと板橋区が重点でございますが