1952-12-05 第15回国会 参議院 決算委員会 第4号
これはやはり鉱工品貿易公団が原材料貿易公団から引継ぎましたみつまたを高知県の高陽製紙株式会社というものに売渡したのでありますが、売却しないで出保管にして置きました。残額のものが勝手に向うで不当に処分をいたしたいという事件であります。
これはやはり鉱工品貿易公団が原材料貿易公団から引継ぎましたみつまたを高知県の高陽製紙株式会社というものに売渡したのでありますが、売却しないで出保管にして置きました。残額のものが勝手に向うで不当に処分をいたしたいという事件であります。
高陽製紙につきましては、みつまたの領得によりまして、政府に損害を及ぼしているわけでございますけれども、国税庁の税金滞納というのが大きく響いておりまして、これによつて全部とられてしまつた、いわば政府からの保管品を横流しした分で税金を納めたといつたような形になつておりまして、とりようがなくなつてしまつたわけであります。
第一に、御指摘でありました酒戸産業、中部森林、高陽製紙等の諸会社は、いずれもかつての原材料貿易公団等に輸出原材料を政府が買付いたしまして、その現物を当該商社に保管させておきましたところ、これを領得いたしてしまつたというのが原因でございまして、法律的には背任、横領等の罪科に問われてしかるべきものだと考えておるのであります。
○坂元証人 本州製紙、三菱製紙、大昭和製紙、東京製紙、興陽製紙、五條製紙、共栄板紙、天間製紙、白峯製紙、以上九社であります。それから上質印刷紙の方でありますが、これは最近におきまして大分生産者が多くなり、タバコ用紙のAマニラに比べますとやや供給が潤沢でありますけれども、大体私どもの考えておる生産の月額は八百万ポンドでありまして、それに対する公社向けの紙としましては五百五十万ポンドであります。