2004-02-05 第159回国会 参議院 予算委員会 第4号
陸自先遣隊の報告を含む陸自派遣に伴う最新の現地情報についてという文書をあなた自分で出しているじゃないですか。それは何ですか。衆議院の審議で撤回したことまで含めてあなたは出しても、それは何の問題もないとおっしゃるんですか。こんな審議を私は認められないと思います、委員長。
陸自先遣隊の報告を含む陸自派遣に伴う最新の現地情報についてという文書をあなた自分で出しているじゃないですか。それは何ですか。衆議院の審議で撤回したことまで含めてあなたは出しても、それは何の問題もないとおっしゃるんですか。こんな審議を私は認められないと思います、委員長。
ところが、昨日、防衛庁長官はイラクの特別委員会で、陸自先遣隊の報告を含む「陸自派遣に伴う最新の現地治安情勢等について」との文書をお手元にお配りいたしましたと述べまして文書を提出いたしました。この文書の中でどのように書いてあるか。「サマーワ市評議会は住民の意向を反映した構成のため、実質的に機能している。」。 総理の答弁と違うじゃないですか。こんな虚偽報告は駄目です、委員長。
総理は、自衛隊の派兵に当たって、慎重の上にも慎重に検討し判断すると述べ、陸自先遣隊の調査を受けて、サマーワの治安が安定している最大の論拠に、住民の意向を反映した市評議会が実質的に機能していることを挙げました。ところが、総理はこの派兵決定の根拠となる答弁を撤回しました。
なお、陸自先遣隊の報告を含む「陸自派遣に伴う最新の現地治安情勢等について」との文書をお手元に配付いたします。 以上でございます。
いよいよ陸自先遣隊がイラクに入りました。私たちも、命ぜられた任務に忠実な自衛官諸官に敬意を表し、無事を心から祈っております。 その上で、今回の自衛隊イラク派遣の是非については、幾ら派遣の既成事実を積み重ねて逃げ切ろうとするこそくなやり方をされても、私たちは、我が国の未来を憂うる立場から、総理と見解を異にし、即時撤退を求めて、国会の場で徹底的に議論させていただく、そういう考えであります。