1993-03-05 第126回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
私は、あなたのだんなさんが科学技術庁長官のときに、青森県の原子力船「むつ」で陸奥湾海戦のときに真っ向から対決した仲です。でも、そのかたきをここで討とうなんて思っていませんよ。
私は、あなたのだんなさんが科学技術庁長官のときに、青森県の原子力船「むつ」で陸奥湾海戦のときに真っ向から対決した仲です。でも、そのかたきをここで討とうなんて思っていませんよ。
これが陸奥湾海戦の一つのあの背景にもなるわけです。 そこで私は、幸いにきょう中島先生もお見えになっておりますが、これはきわめて簡単で結構です、専門的でなくても結構です、国民の常識に照らして先生の御見解をお尋ねしたいと思う。 大体、一つでも原子炉というものは危険だ、百分の三危険だ、百万キロの炉を二十並べたら三掛ける二十ということになるのはこれは算術なんだ。
土地さえ買っておけば後はどうにでもなるだろう、いわば国家権力と金力の結合によってごり押しするじゃないか、こういうふうなのが陸奥湾海戦の本当の背景なんです。しかも、長さ一キロの範囲に、私に対する政府の答弁によると、百万キロの炉を背中合わせにつくって十カ所に合計二十つくるというのです。その距離は三百五十メートルなんです。
それから、基地周辺の整備に関する法律というのがあるわけですが、実は昨年の夏に、御承知の原子力船「むつ」による陸奥湾海戦というのがありました。私は、あのときに初めてむつ市の漁業組合に行きまして驚いたことは、あそこにはきわめて大きな海軍といいますか、海上自衛隊の基地があるわけですね。そうして海面が提供されておる。
結局こういう不信が、青森県においては、原子力船「むつ」の、われわれ青森県人も予想しなかった、ああいう陸奥湾海戦と言われるような状態になって、そのために国の原子力船行政というものは完全に、停滞どころか、粉砕されたような現状でしょう。
出る前に出港阻止のいわゆる陸奥湾海戦というものは展開しておる。導火線になったのは、青森県知事が一貫して反対している者は少数だと言い、それから技術庁長官は、これに反対する者は科学に対する冒涜者だと、こういうふうに言う。だれだって腹が立つのです。単純に腹が立つだけでなく、これは生存権にかかわる問題なんです。こういうところからなったが、あれは言うならば導火線なんです。
今度の「むつ」の問題を、青森県では陸奥湾海戦、こう言うておる。この海戦も、鈴木さんが行って、あれは政府の代表だか自民党の代表だかはっきりしない点もあるが、とにかく降伏使節というような形で、事態が一応終息しています。だが、残っているのは、まだ不安と不信だけが残っています。