1989-06-14 第114回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
そのほか、狭帯域直接印刷電信装置、ファックスでその通信内容が出てくるような装置、それから衛星非常用位置指示無線標識装置、これはコスパス・サーサット用ということで、さっきのブイが出てEPIRBから直接電波が行くコスパス・サーサット衛星でございますけれども、これの関係の実験、これは陸上実験と海上実験、それぞれやっております。
そのほか、狭帯域直接印刷電信装置、ファックスでその通信内容が出てくるような装置、それから衛星非常用位置指示無線標識装置、これはコスパス・サーサット用ということで、さっきのブイが出てEPIRBから直接電波が行くコスパス・サーサット衛星でございますけれども、これの関係の実験、これは陸上実験と海上実験、それぞれやっております。
ちょうどあの原子力船「むつ」の陸上実験をしないうちに本舞台へ投げやったと同じように、これだってきちんとした実験をしないままに――したと先ほど答えておりましたが、どうしたのかわかりませんよ。したと言えばしたことになるかもしれない。だけれども、この材質といえども、かえたとしても果たしてその材質がうまく機能して、三千時間、四千時間使って、なお五千時間でも六千時間でももつかというのは、全く未知数ですよ。
「むつ」の研究開発をこれ以上継続すべきでないという御議論には、先ほど申しました「むつ」の健全性、安全性に疑問を抱いておられる向きがあるということと、それから陸上実験というものを地道に積み上げて船の研究開発を進めた方が、もう「むつ」の炉が古くなっているということからしても健全な道ではないかという御主張がございますし、「むつ」によって得られるデータが限られたものであるなら、むしろ今きれいな、クリーンなうちに
「むつ」を廃船にして陸上で開発研究してもいいではないかという継続論、陸上での継続論もあるわけでございますけれども、陸上実験では海上特有の振動、動揺、三次元的挙動、ピッチング、ローリングですね、それから急激な負荷変動、発進、加速、減速、停止等々の総合的なデータの把握ができないと我々は考えます。この点について、陸上での開発研究継続論に対し、理事長はどうお考えになりますか。
「むつ」の実験の失敗は、もとはと言えば舶用原子炉の陸上実験を飛ばしていきなり原子力船「むつ」の建造に進んだことであり、それが間違いの始まりであったのであります。このことは、いみじくも自民党の中山太郎議員もその著書「技術立国 日本の危機」の中で述べておられます。我が党の提案について、科学技術庁長官の見解をお伺いします。 次に、関根浜新港の建設問題であります。
周知のとおり、「むつ」は、一九七四年九月、洋上における原子炉の出力上昇試験において定格出力のわずか一・四%に達したのみで放射線漏れ事故を引き起こし、陸上実験などの十分な基礎研究を欠いたまま安易に建造に取りかかった甘さとずさんさを露呈したのでありますが、さらに問題なのは、この原子炉を設計製作した三菱原子力工業株式会社と原船事業団との契約における、原子炉等に瑕疵が発見された場合の補修工事の保証期限が、事情変更
実験航海に出ました段階におきましては、各種の海象条件のもとで陸上実験では得られない三次元の振動、動揺あるいは急激な負荷変動が存在するというようなことがございますから、そういった際の炉特性に関するデータを得る、船体の炉のビヘービアについてのデータを得るということでございまして、このデータを将来の舶用炉の研究開発に役立てたいということを計画しております。
したがって、「むつ」の原子炉を開発、実装するまでには、舶用炉につき十分な研究の末に得られたデータを用いて設計、開発を行って実装炉が完成しても、それについての安全性、信頼性、性能を確かめるに十分な陸上実験を必要とするのであります。西ドイツのオット・ハーン号は、これらのステップに八年も費やしておるのであります。
また、「むつ」の原子炉の設計に当たっては、舶用炉は陸上炉に比べ過酷な条件を要求されることにかんがみまして、日本原子力研究所、運輸省船舶技術研究所等の協力のもとに行われた耐衝突構造、遮へい効果等に関する各種の陸上実験の成果を反映させるとともに、陸上実験では対応できない点については、安全裕度を十分とり、さらに舶用炉の設計、建造の経験のあるウェスチングハウス社のダブルチェックを受けるなど慎重な配慮を払ったところでございます
その最初の誤りは何かというと、ろくな陸上実験をしなかったところにある。ろくな陸上実験をしなかったからこそこのような誤りを来したわけです。そうして、当時の建造の契約金額というものを見ますと、三菱と播麿の両社において七十三億です。その後故障が起きたからというて修理にかけられた金は八十八億です。主務大臣、よく聞いておいてくださいよ。
そういった問題、さらに負荷試験の問題ですが、これなども、私は専門家でないからよくわかりませんが、サバンナ号あるいはオット・ハーンの場合など、陸上実験が行われて、後から船に積み込むということまでなされているようでありますが、日本の場合は陸上の実験を省略をしまして、そしていわば安上がりかもしれませんけれども、最初から船に積んでいるというようなことから見まして、世界の常識からいってもこれでいいのかどうかという
また、これに必要な実験研究等につきましては、まず最初は、実際に将来プロジェクトとすべき概念設計等から始めて、また必要な実験研究等をやり、その経過によっては陸上実験炉等をつくっていくことが必要になろうかとも存じますが、当面私どもといたしましては、調査研究、試設計、またいろいろな解析、あるいは炉の中心はやはり経済性のある燃料、また寿命の長い燃料というような燃料の開発が中心になってまいりますので、この燃料
○山野政府委員 舶用炉につきまして陸上実験をするかしないかという問題でございますが、一般論といたしまして、動力炉の開発をいたします際に、実験炉、原型炉、実証炉、実用炉といくか、あるいは途中の段階からいくかというふうなことは、その動力炉の性格、炉型にもよるものでございまして、新型炉の場合と軽水炉の場合とではおのずから差があると思うのでございますが、原子力船の場合は現在軽水炉を使っておりまして、先生がおっしゃいますように
その原因というものは何かと言えば、肝心の舶用炉の陸上実験をやらなかったということです。だから、原子力船事業団法というものも実質三年でもって研究所法ということに変える。名実ともに研究所法による運営じゃないといかぬ、これが議会の総意である、こういうことになっているわけだから、したがってその舶用炉を陸上で十分実験する、それが当然なことだと思うのだけれども、その点いかがですか。
○中村(重)分科員 だから、研究開発ということで研究所法案にふさわしいやり方をしなければならないというのだから、ならば、もう再びあのようなことがないようにしなければいけないのだから、いわゆる舶用炉というものを陸上実験しなかったというところに最大の原因があるわけだから、陸上実験をする、そのことが当然だと思うのだけれども、いかがです。
開発が時限立法によったこと、事業団運営が適切でなかったこと、船炉一体の原則が守られなかったこと、第一次遮蔽、第二次遮蔽が別個の業者によりなされたこと、炉の陸上実験が行われなかったこと等々が挙げられているのであります。 これらを総合してみますと、私は大きな疑問に遭遇いたします。
洋上試験に移る前に当然やっておかなければならない陸上実験あるいは各部分部分の実験あるいは各段階段階の実験、こういうものが果たして十分であったのかどうか、こういうことが改めて問題になってくると思うのです。そうでないと、実験船の扱いをしていたのかどうか、乗組員の安全を優先していたのかどうか、放射線漏れを重大だと思っていたのかどうか、こういうことの結論は私は出ないと思います。
先日の当委員会に参考人として出席した山川新二郎長崎造船大学教授も、原子炉を陸上実験でテストしないまま船に積み込むというずさんさでは安全性は保証できない。舶用実験は必ず陸上で行うのが常識だと述べ、メーカー主導の原子力船開発事業団の無責任体制を批判している。
その場合に、舶用エンジンというものは船に載せる前に必ず陸上実験を行う、そしてとにかく動くというだけでなくて、長期連続運転を行います。なぜこのようにするかと申しますと、船に載せますと非常に場所が狭い。いろいろな試験研究をするのにも不十分である。したがって、スペースもとれ、人材も多く投入でき、時間的にも十分とれ、また、ふぐあいがあったならば、必ずそこで心ゆくまで手直しができる。
四十九年九月一日の〇・二ミリレムの放射線漏れ、これに対していろいろと批評されておりますが、その中で最も言われておりますことは、予算が少ないためにいわゆるモックアップ、模擬実験すらせずにそのまま、陸上実験をせずに船に搭載したためにあのような事故が起ったんだということが一般に言われております。
それで原子炉と船体を一たん分離するか、廃船という措置をとるか、あるいは陸上実験の段階にあえて差し戻すべきではないか。それが、あなた方がよくお使いになる言葉を使えば安全性、信頼性という面から、私は非現実のようでいて実は国民の信頼を博する最も妥当なぼくは解決策であると思う。
二つは、流出重油中和処理剤と今回の赤潮との関連を明らかにするため陸上実験をする。三つ目が、約一カ月問、播磨灘でのハマチ稚魚養殖を一時中止するというふうなことが決められたというふうに聞いておるのでありますが、これは間違いありませんか。
私ちょっといまこまかい数字は持っておりませんけれども、私とも調べた話では、最初——これは原子力事業団のほうからあとで詳しい御説明をしていただいたほうがいいのかもしれませんけれども、安全審査をやる前の段階、非常に初期のころでございますけれども、あれは原研のほうのJRR−4ができてすぐのころだろうと思いますけれども、一応の陸上実験というふうなものはやっておるわけでございます。
すでに「むつ」自体は二年前にでき上がったのでございまして、それまでにあるいはその後に安全性の確認、陸上実験等において慎重な検討が行なわれたはずでございます。