1953-11-28 第17回国会 参議院 人事委員会 閉会後第6号
今お尋ねの点は、いろいろやはり条件その他によつて異りますが、極く常識的に申上げますと、保安隊の隊員一人、主として陸上に勤務するような、まあいわゆる陸上保安隊一人当りの大体の通俗的な基準となる経費は、維持費が一年三十万円、それから諸度費が大体一年百万円、でありまするから、一万人増員ということであれば、諸度費において百億円、維持費において三十億円、合計百三十億円というのが一応常識的、通俗的な基準というふうに
今お尋ねの点は、いろいろやはり条件その他によつて異りますが、極く常識的に申上げますと、保安隊の隊員一人、主として陸上に勤務するような、まあいわゆる陸上保安隊一人当りの大体の通俗的な基準となる経費は、維持費が一年三十万円、それから諸度費が大体一年百万円、でありまするから、一万人増員ということであれば、諸度費において百億円、維持費において三十億円、合計百三十億円というのが一応常識的、通俗的な基準というふうに
ところが、それは非常にありがたいことであつたが、方々にございます陸上保安隊に救援の出動を依頼したところが、それは出動したいけれども、東京の指令を受けなければ出動するわけに行かない、こう言うて四、五日遅れたのであります。これはまことに遺憾なことだと存じます。
これらの矛盾した態度でも明らかなように、吉田政府は、国民の澎湃たる再軍備反対世論に推され、私生児的な保安隊を鎧の袖の下にひたかくしに隠しながら、六十八隻の艦艇をアメリカから借受け、陸上保安隊には重砲、戦車をさえ使つて、着々とその拡大強化に努めている。更に政府はA級戦犯の釈放に努力し、旧軍人の恩給復活に大童になつておるのであります。このように吉田内閣は、明らかに再軍備、軍国主義の復活に努めている。
政府の当初の腹づもりでは、この軍艦の借受けも、陸上保安隊の武器の場合と同様に、言わば暗から暗へ、私的契約の形でやろうとしたことは、蔽い得ないところでありましよう。これ即ち、すでに冒頭に指摘しましたごとく、政府が戦力問題についての一貫せる確信の欠如に起因することは言うまでもありません。
これらの矛盾した態度で明らかなように、吉田政府は国民の澎湃たる反対輿論に押され、私生児的な再軍備を鎧の袖にひた隠しに隠しながら、六十八隻の艦艇をアメリカから借入れ、陸上保安隊には大砲、戦車をさえ使つて着々と拡大計画にこれ努めているのであります。更に政府はA級戦犯の釈放に努力し、旧軍人の恩給復活に大童になつている有様であります。
陸上保安隊の兵器についても、われわれは今後当然国会の承認を必要と考えるものであります。 また政府は、陸の保安隊のほかに、今回海の艦艇の貸与から、さらに軽飛行機を連絡用等に使用する目的で、やはり米軍から使用貸与を受けまして、現に浜松に航空学校をつくつて訓練中であります。
それは陸上保安隊の武器が、先ほど種類がどうとかというようなことが質問されておりましたが、この前のお話では、現地調達で行くというお話がありましたが、現地調達という権限は一体だれが持つのですか。といいますことは、アメリカの日本に進駐しておる軍隊から日本の保安隊が借りておつて、そしてその保管は顧問とかそういつたような形の、アメリカ軍人によつて保管の責任がある。
○高岡委員 陸上保安隊の、今駐留軍から借りておりますその借り方は、法的にはどういう根拠によるかということであります。