2018-04-13 第196回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
そして、今回の豪雪で改めて露呈したように、近年地域の除雪力が落ちています。コンクリートから人へというような安直なメッセージも蔓延する中、公共事業も伸びず、建設会社が重機を保有する力ですとか、またオペレーターを抱える力が不足しております。同様に、自治体も除雪力をキープする力が落ちています。
そして、今回の豪雪で改めて露呈したように、近年地域の除雪力が落ちています。コンクリートから人へというような安直なメッセージも蔓延する中、公共事業も伸びず、建設会社が重機を保有する力ですとか、またオペレーターを抱える力が不足しております。同様に、自治体も除雪力をキープする力が落ちています。
実は、私はこの豪雪の前から取り組んでいた件でありますが、この地域の除雪力が落ちる中、農家の皆様が持っている機動力、これを活用できないか、すなわち農家のトラクター、これに除雪用のアタッチメントを付ければ除雪作業ができますので、これを地域の除雪力向上につなげられるように支援策を取れないか、農水省と協議してきたところであります。
このため自衛隊の応援を求め、またラッセル車、ロータリー車などの機動力に全力を挙げたにもかかわらず、今冬の異常降雪に対しては現有の除雪車両、設備では対応し切れず、沿線の宅地化により機械除雪に制約を受けたこと並びに除雪協力会員の確保も特に年末年始に当たって十分でなく、除雪力が弱かったとしております。 特に越美北線の不通は長期間にわたっており、この二月一日に越前大野まで開通したのにすぎません。
北陸、上越、信越各線の特急、急行の運休が相次ぎ、除雪力が弱く、特に飯山線の不通は十日町の織物業界に多大の被害を与えました。地方と主要都市間の輸送に国鉄当局は速やかな措置をとられんことを強く望むものであります。 第五に、湿雪による林木の折損等の問題であります。ことしの雪質は通常の二倍も重く、長期間にわたる造林事業の成果であります二十年木、三十年木に多大の被害を生じております。
雪が降り始めたら、直ちに除雪に至る前に溶かしてしまうような措置を講ずるとか、早いうちに除雪をするとか、それから、相当積もってまいりました場合にも、昨年の冬でだいぶ経験いたしましたので、ことしの冬は除雪力をかなり増強いたしまして、まあことしはかなり昨年よりは除雪に対する力は、また実際の効果は発揮いたしたようでございます。
こういった問題を相当検討し、機械的に改善ができる見込みがございますならば、経済的に従来の除雪方法と比較して、さらに強力な除雪力が期待できる、こういうふうに考えております。
ある程度は成果は上っておるわけでございますけれども、ただ、にわかに大雪が降りますときには、現在の輸送力並びに除雪力は、旅客がある程度優先せざるを得ない、こういう現状でございます。