1993-12-03 第128回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号
つまり、労働を限界的資産のように取り扱うんではなくて、やはり現場のことは現場の人が一番よく知っているという発想に立っているわけですね。 特に、ボルボが経営難に陥りましたのは一九六〇年代から七〇年代でありますけれども、そのときに技術者と経営者たちが集まってどうやってボルボを改善するかという議論をいたしましたが、結局何にもその答えは出てこない。
つまり、労働を限界的資産のように取り扱うんではなくて、やはり現場のことは現場の人が一番よく知っているという発想に立っているわけですね。 特に、ボルボが経営難に陥りましたのは一九六〇年代から七〇年代でありますけれども、そのときに技術者と経営者たちが集まってどうやってボルボを改善するかという議論をいたしましたが、結局何にもその答えは出てこない。
ですからアメリカでは、企業は限界的資産のようにどんどん切り捨てられてしまう。 そういうことはもう十年ぐらい前から言われておりまして、ジェームス・アベグレンという人が「カイシャ」という本を書きました。その中で彼がロサンゼルス・タイムズやいろんな新聞を引用しながら、アメリカの企業というのは非常に冷酷である、すぐ企業と企業との関係を絶ってしまうと。