1949-05-16 第5回国会 参議院 法務委員会 第14号
○大野幸一君 この提案理由によりますと、「出版法及び新聞紙法は、昭和二十年九月二十七日附連合國最高司令官覚書によりその効力を停止されていたが、今般これらは廃止するとともに、」云々とありまして、現在その効力が停止されておるものであります。從つてこれに代るべき取締は、被占領國としていわゆる連合國のプレス・コードによつて現在において取締られる可能性があるように考えますが、どうでしようか。
○大野幸一君 この提案理由によりますと、「出版法及び新聞紙法は、昭和二十年九月二十七日附連合國最高司令官覚書によりその効力を停止されていたが、今般これらは廃止するとともに、」云々とありまして、現在その効力が停止されておるものであります。從つてこれに代るべき取締は、被占領國としていわゆる連合國のプレス・コードによつて現在において取締られる可能性があるように考えますが、どうでしようか。
のみならず、一九四六年一月二十一日附連合國最高司令官の「日本における公娼廃止に関する覚書」によりまして、表面上は一應、公娼その他契約に束縛されたる私娼の制度は廃止を見たのでありますが、事実においては依然形をかえて娼家及びこれに隷属する私娼と認められるものが、なお跡を絶つに至らない実情にあるのであります。
のみならず一九四六年一月二十一日附連合國最高司令官の日本における公娼廃止に関する覚書によりまして、表面上は一應公娼その他契約に束縛される私娼の制度は廃止を見たのでありますが、事実においては依然形を変えて娼家及びこれに隷属する私娼と認められるものが、尚跡を絶つに至らない実情にあるのであります。
本年九月十二日附連合國最高司令官から日本國政府にあてられました政府支出の削減に関する指令は、政府をしてやみ價格と不当なる高賃金による支拂をなすことからこれを免れしめ、当面している財政の危機を打開せしめようとする絶大なる好意に出たものでありまして、政府といたしましては、あらゆる困難を克服し、異常な決意をもつてこれに対する適切な措置を講じなければならない次第であります。
本年九月十二日附連合國最高司令官から日本國政府に宛てられましたる政府支出の削減に關する指令は、御承知の通り、政府をしてやみ價格と、不當なる高賃銀による支拂をなすことから、これを免れしめ、當面している財政の危機を打開せしめようとする絶大な好意に出たものでありまして、政府といたしましては、あらゆる困難を克服し、異常な決意をもつてこれに對すな適切な措置を講じなければならない次第であります。