1960-03-01 第34回国会 衆議院 法務委員会 第5号
今これを全部申し上げることもどうかと思いますが、富士茂子に対する有罪と認定された重要な証言をした証人について申し上げますと、一人は富士茂子の店に働いておりました西野清という者、それから同じく店員の阿部守良という者、それから阿部守良にあいくちを渡した篠原澄子、それから石川幸男、阿部幸市、大体こういう人が検察庁あるいは法廷で述べたことは、実はその通りではないということを申しております。
今これを全部申し上げることもどうかと思いますが、富士茂子に対する有罪と認定された重要な証言をした証人について申し上げますと、一人は富士茂子の店に働いておりました西野清という者、それから同じく店員の阿部守良という者、それから阿部守良にあいくちを渡した篠原澄子、それから石川幸男、阿部幸市、大体こういう人が検察庁あるいは法廷で述べたことは、実はその通りではないということを申しております。
そしてこの証人の証言を裏づけるべく阿部幸市と石川幸男という者が調べられておるのでありまして、今お聞きの通りの状況であります。そこで、この阿部守良ですが、これは銃砲刀剣類等所持取締法違反として逮捕されて、二十七日間勾留されている。人権擁護局長がお述べになつた通りであります。その銃砲刀剣類等所持取締法違反とは一体何であるかといったら、警察官が行つたときに、その家の中にあいくちがあった。
○齋藤説明員 今人権擁護局長から御答弁になりましたのは、阿部幸市の関係でございますが、阿部幸市については、徳島地方法務局の安友人権擁護課長が、ただいまの調書を作成したものでございます。阿部幸市については、本人の供述書だけで、裁判所その他の調査はいたしておりません。本人の供述だけでございます。
○鈴木(才)政府委員 阿部幸市でありますか。
さらに傍証としては、阿部幸市、石川幸男、この二人の証人も、証言は検事の強制によるものであるということを言っておる。こういう点について、わざわざ出張して調査をした以上は、さらに検事に会っておる以上は、何らかの結論を持たなければならぬと思うのです。
この阿部守良の兄で阿部幸市というのが、事件後やはり阿部守良の言った線で証言しております。事件直後、弟からこういうことを聞いたというので、妻の犯罪だということ——これはお会いになっていないのですね。
○藤原説明員 阿部守良の兄の阿部幸市は、ちょうど用がございまして呼び出してございましたが、参っておりません。そのことについては渡辺倍夫からの上申書、それから渡辺倍夫の話から聞いております。