1988-03-25 第112回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
熊本県は、阿蘇火山帯を水源とする河川が多く、しばしば甚大な被害をこうむっておりますが、幸い、過去二年間人命にかかわる災害はなかったものの、昨年は、七月の大雨及び台風五号による被害二百十一億五千万円余を初めとした被害総額は二百八十七億九千万円余となっております。
熊本県は、阿蘇火山帯を水源とする河川が多く、しばしば甚大な被害をこうむっておりますが、幸い、過去二年間人命にかかわる災害はなかったものの、昨年は、七月の大雨及び台風五号による被害二百十一億五千万円余を初めとした被害総額は二百八十七億九千万円余となっております。
自民党の政調の委員会の皆様と一緒に直ちに参りまして、その後二回ほど現地に行ってみましたら、通常の風水害の災害と違いまして、阿蘇火山帯でございますから、PH四というような非常に酸性土壌の火山灰地帯であることも原因をしておると思いますけれども、耕地にしましても、林地にいたしましても、あるいは宅地にいたしましても、ほとんどもう土の粒子がばらばらになったというようなかっこうでございまして、手でみなすくえる、
関係各省がそれぞれ御調査を進めておいでになるわけで、特にお話のございました筑後川水系の上流地域につきましては、建設省が調査をお進めになっておられたわけでございますが、これはダム建設の可否を慎重に調査しなくちゃいかぬということもございまして、河川総合開発調査等によって御調査をなさっておられ、あるものは一つのめどがついてきておるわけでございますが、いまお話のございましたようなダムにつきましては、これは阿蘇火山帯