2007-08-10 第167回国会 衆議院 国土交通委員会 第1号
今国会、本委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、お手元に配付いたしましたとおり、阿蘇山測候所の存続を求める意見書外百二十二件であります。念のため御報告いたします。 ————◇—————
今国会、本委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、お手元に配付いたしましたとおり、阿蘇山測候所の存続を求める意見書外百二十二件であります。念のため御報告いたします。 ————◇—————
しかし、四月二十日に再び活動が高まりまして、この際には阿蘇山測候所では微動が急に増大いたしましたので、十四時十五分に臨時火山情報を発表して注意を呼びかけておりましたところ、約三時間後に大きな噴火をいたしまして、大きな噴石放出、それから多量の降灰がございました。それ以降、頻繁に噴火や火山灰噴出を繰り返しております。
地元関係町村で構成される阿蘇火山防災会議協議会において阿蘇火山防災計画が策定され、気象庁の阿蘇山測候所、京都大学阿蘇山火山観測所等の協力を得て、災害の予防、応急対策、災害復旧等、必要な措置を実施する体制を整備してきております。なお、現地において地元町村長から、観測施設の整備と観測体制の強化、避難施設の整備、治山事業の促進等について要望がありました。
それから同時に、西日本では、阿蘇山に昭和の初めに京都大学の研究施設と、気象庁のいまの阿蘇山測候所ができて、観測あるいは研究というようなことが、気象庁と大学の手を携えたような形で、両方の山で、始められたわけです。そういう意味でこの山は世界的に見ても火山観測、あるいは特に噴火予知の研究のゆりかごの地ということができます。