1950-04-05 第7回国会 衆議院 内閣委員会 第15号
(一)現在の憲法通り「絶対中立を守り通すか」、(二)憲法第九條の一部を改正して、日本は非武装のまま、米国その他の大国に防衞條約の締結を懇請するか、(三)中立を放棄して国際連合、その他の集団防衞條約に参加するか。 以上いずれかこの三つを明らかにいたしまして、国民がどれを希望し、どれを支持するかということを投票させようというのであります。
(一)現在の憲法通り「絶対中立を守り通すか」、(二)憲法第九條の一部を改正して、日本は非武装のまま、米国その他の大国に防衞條約の締結を懇請するか、(三)中立を放棄して国際連合、その他の集団防衞條約に参加するか。 以上いずれかこの三つを明らかにいたしまして、国民がどれを希望し、どれを支持するかということを投票させようというのであります。
從つて米國といたしまして、これによつた一九三九年当時、中立法によつて覇束されておりましたころに比べまして、はるかに自由かつ強力な立場からこの條約を米國の対外國策の一翼として、また今度の太平洋戰爭が勃発いたしました直後において締結されましたリオ條約——西半球共同防衞條約をもう一つの一翼といたしまして、積極的に世界政策に乘り出さんとする基礎をここで固めたということが言えようかと思うのであります。