1953-06-26 第16回国会 衆議院 予算委員会 第11号
米国下院の外交委員会におけるところの証言等を見ましても、日本は今日のこの程度の軍隊を、警察隊とか保安隊とか呼ぶことは決してやましいことではないという一方、あらゆる委員会の議事録に防衛軍という文字が使われており、日本の防衛軍創設のためにはという言葉も、しばしば各委員並びにこれに答えるところのダレス長官以下の権威者の言葉から漏れておるのであります。漏れておるのではなしに、実際に委員会で討議されておる。
米国下院の外交委員会におけるところの証言等を見ましても、日本は今日のこの程度の軍隊を、警察隊とか保安隊とか呼ぶことは決してやましいことではないという一方、あらゆる委員会の議事録に防衛軍という文字が使われており、日本の防衛軍創設のためにはという言葉も、しばしば各委員並びにこれに答えるところのダレス長官以下の権威者の言葉から漏れておるのであります。漏れておるのではなしに、実際に委員会で討議されておる。
(拍手)政府は安保條約を締結しておきながら、再軍備反対の声におそれまして、これが実施を躊躇し、裏面で事実上の防衛軍創設を実行し、いずれかの機会にこれを切りかえて軍隊と名乗らしめるのではなかろうかといわれるのも、かような頭隠してしり隠さないような態度であるからでありましよう。(拍手)この点に対する政府の信念を伺いたいと思います。 次に伺いたいのは賠償の問題であります。