1960-03-19 第34回国会 参議院 予算委員会 第17号
○加瀬完君 防衛漸増方針は安保条約の義務ではないから、予算の関係では防衛費をふやさなくてもいい、こういう御答弁が先般あったのでありますが、それなら減らすことも自由であるかどうか。菅野さん、それから大蔵大臣、両大臣に御答弁いただきたい。
○加瀬完君 防衛漸増方針は安保条約の義務ではないから、予算の関係では防衛費をふやさなくてもいい、こういう御答弁が先般あったのでありますが、それなら減らすことも自由であるかどうか。菅野さん、それから大蔵大臣、両大臣に御答弁いただきたい。
○藤田進君 言葉をかえて言えば、戦時中の軍人あるいは戦時傷病等の恩給なり、扶助料なり、そういうものが論ぜられる場合に、往々にして現在の防衛漸増方針を惧体化するために、過去のそういった人的な面の補償というものが万全でないために、これから先の防衛というものが非常にそういう面においてもむずかしいということも加味されて、恩給法の改正、増額というものを進めてきた感は、実際問題としてあるわけですね。