1987-05-15 第108回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号
既に洋上防空体系においてはエイジス艦等の検討がなされておると承っておりますが、陸上といいますか本土防空、これは基本的な問題でありますけれども、本土防空については確かにペトリオットの能力をある程度改善すればとりあえずの対ミサイル能力はあるというふうに聞いておりますけれども、一体これについて、今どういう検討がなされておるか。
既に洋上防空体系においてはエイジス艦等の検討がなされておると承っておりますが、陸上といいますか本土防空、これは基本的な問題でありますけれども、本土防空については確かにペトリオットの能力をある程度改善すればとりあえずの対ミサイル能力はあるというふうに聞いておりますけれども、一体これについて、今どういう検討がなされておるか。
したがいまして、洋上防空体系の中の全体としての検討の一貫としてその採用についての可否を検討しなければならないというのが現時点での私どもの判断でございます。したがいまして、現在のところはこれを切り離して採用を決めるというふうな状況ではございません。いずれにしても、これは継続してその可否を検討すべき問題であろうというふうに考えておるわけであります。
○政府委員(矢崎新二君) これはまさに現在その洋上防空体系全体の検討ということをしようという段階でございまして、その全体についての検討が進んでいった後にそのOTHレーダーについての使い方も決まってくるということでございまして、現在、今の時点でどこにこのものを設置するかということの結論を出している状況ではまだございません。
ただ、我が国の今言った洋上防空体制の問題として考えてみた場合に、これはまだかなり大型のものでありまして、かなり高価なものでございますので、全体の洋上防空体系の中で費用対効果の点も含めて考えた場合に、果たしてこれが採用すべきものであるかどうかという点については、深く検討する必要がある問題だというふうに現在思っております。
それから第二に申し上げたいことは、その洋上防空体系を構成していく場合の考え方といたしましては、一つの兵器、武器ではこれはうまくいかない、したがっていろいろな性能を持ったものを組み合わせてやっていきたいということでございます。その最初になりますのが、一番遠くで端緒である目標を探知し得る能力を持つOTHレーダーではないだろうかな、こう考えているわけでございます。
ただ、それとは別に私どもが今どういうふうに考えているかという点を若干補足させていただきますと、もちろん五九中業の中でそういった総合的な洋上防空体系の検討の一環としてOTHレーダーも検討をしていくという考えを持っておるわけでございますが、現在はまだ結論は得ていませんけれども、この検討の成果によっては具体的にこの事業を取り上げることもあり得ないわけではないというのが現在のスタンスでございます。
そういたしますと、このペトリオットシステムと、それから戦闘機の体系、それに五十八年度から着手しております新バッジシステムの整備が数年後には完了いたしますが、この三つが組み合わさりまして有効な防空体系を形成できると思います。 それからまた、航空自衛隊で申しますと、先ほども申し上げましたように、対地支援能力の充実ということも重要な課題だと私どもは認識いたしております。
中業の中で具体的なことを一つ伺っておきたいんですが、「対空火力を強化するため、地対空誘導弾ナイキJを装備する高射隊一隊を整備する」と、こういうことが中業に挙げられておりまして、さらに「将来の防空体系に関し速やかに検討を行い、地対空誘導弾ナイキJの後継に関する今後の整備方針を決定する。」
予算委員会で申し上げましたように、資料収集で参っておりますので、これが帰りましてから、そういう資料をもとにいたしまして、それぞれの航空機の特徴がございますので、ある面で運動性能にすぐれておるものは速力が遅いとか、あるいは重量、ペイロードの大きいものとか、それからFCSが非常にすぐれておるとか、いろいろ全部を兼ね備えたというものはございませんので、そういうものをいろいろ資料を全部集めまして、そこで日本の防空体系
○久保政府委員 ちょっと数字を覚えておりませんけれども、先ほど申しておりますナイキは高度一万八千ですか、それからホークは中高度で、低高度についていまの開発しようというものを当てよう、こういうことで機関砲などもありますけれども、要するにそういう電子式のミサイルでもって対処するというのが一つの防空体系である、そういうふうにお考えいただいたほうがよろしかろうと思います。
わが国の防空体系としましては、有人機とミサイル、そういうものの総合的な力というものによって確保するわけでございますが、ただいまお尋ねの、わが国の現在の対処能力というものが、相手方の航空機の第一撃に対しましてどの程度の総合的な撃墜率を持つものであるかということにつきましては、これは航空機が非常に低空から侵入して来ます場合、あるいは御承知のとおりにECMをかけてまいります場合、いろいろな条件がございますので
それで日本の防空体系の中にも、核体系を組み込まなければいかぬのだ、そういう思想がちらちら出ているんですよ、あなたたちがどう言おうと。時間がありませんから、ほかの方もまたやっていただかなければなりませんので、きょうはもうこの程度にとどめますが、とにかく私が一番主眼にして申し上げているのは、さっきから言っているように、このシビル・コントロールなんです。
現在、アメリカ国内におきましても、数は減ってきておりますけれども、ナイキのアジャックスというものは、依然国内における防空体系の中で現に活用されております。従いまして、生産が中止されたということではございません。以上が私どもの承知しておるところであります。
従いまして顧問団の手を通じまして、日本においてこういう組織を設定するにはどのような、いゆわるウエポンズ・システムと申しておりますが、どのような防空体系の組織がいいかということについて各社にそれぞれ提案がございます、その提案をとった上で、それぞれの長所短所というものをいゆわる評価したものをくれないかということで先方に依頼をしたわけです。
われわれの考えておりますわが本土の防衛防空体系におきましては、下にありますレーダー・サイドと直結して考えるということでございます。レーダー・サイドにおきまして来襲機を発見いたしますと、それに応じまして指令を出しまして要撃機が飛び出し要撃する、要撃機はレーダー・サイドの誘導によりましてそこで来襲機の方に向いまして数分間戦闘する、そしてまた引き返してくるというやり方でございます。
そういう意味でこれは日本の防空体系をアメリカから見たときに、十分有力な機種だということで、初めて詳細なデータを教えてもらった、こういうことでございます。
○佐薙証人 ただいま申し上げましたように、私が昨年の十月に米空軍参謀総長から正式に招待を受けましたときには、今航空がどんどん新しい時代に移っておりますので、誘導弾でありますとか、あるいは飛行機も超音速の飛行機になっておるというような関係から、新しい日本の防空体系というものがいかにあるべきかということを調査したいということと、それから、従来私が参りませんでした米空軍におきます高度の活動をしております部隊
作られました目的は、わが国の将来の防空体系をどういうふうにしたらいいかということでございます。御承知のごとく、最近GMの開発研究が非常に進んでおりまして、ある分野におきましては、有人機にGMがとってかわろうとしているような情勢も、御承知の通りだろうと思います。