1999-05-10 第145回国会 参議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第3号
○高野博師君 それでは、改めてお伺いしますが、同盟にはいろんな形態があるわけで、防御同盟もあるし攻撃同盟もある、攻守同盟もある。さまざまな関係があって、対等なものもあるし、双務的なものもあり片務的なものもある。いずれも共通の利害、利益の同一性、あるいは補完性というのがなくては同盟というのは成り立たない。
○高野博師君 それでは、改めてお伺いしますが、同盟にはいろんな形態があるわけで、防御同盟もあるし攻撃同盟もある、攻守同盟もある。さまざまな関係があって、対等なものもあるし、双務的なものもあり片務的なものもある。いずれも共通の利害、利益の同一性、あるいは補完性というのがなくては同盟というのは成り立たない。
○小和田政府委員 そのどれに入るかということについて、一言でお答えするのは若干困難でございますので、ちょっと御説明したいのですが、日米安全保障条約というのは、御承知のとおり、国連憲章の枠内において締結されたものでございますので、戦前の、国連憲章ができる前のいわゆる攻守同盟、攻撃同盟、防御同盟というようなものとは基本的に質を異にするものであるということが一点目であります。
軍事同盟にも、御承知の通り、攻撃同盟、それから防御同盟、それから攻守同盟というふうな、いろいろな分類が行なわれております。すなわち、ある国と結合して第三国に攻撃を加えようじゃないか、こういうふうな結合、これは一つの軍事同盟といわれております。それから、ある国から攻撃を受けたときに、相互に結合してこれを防衛しようじゃないか、これは防御同盟でございます。