1987-07-30 第109回国会 衆議院 本会議 第8号
SDIの問題につきましては、前から申し上げましたように、レーガン大統領は非核の高度の防御システムによって長距離弾道弾を無力化して、究極的には核兵器のない世界をつくろう、非核の防御兵器体系に転換しようという画期的な発想を持ったわけでございます。我々は、これは我が国の平和憲法に背馳するものではないので、これを支持してきたものでございます。
SDIの問題につきましては、前から申し上げましたように、レーガン大統領は非核の高度の防御システムによって長距離弾道弾を無力化して、究極的には核兵器のない世界をつくろう、非核の防御兵器体系に転換しようという画期的な発想を持ったわけでございます。我々は、これは我が国の平和憲法に背馳するものではないので、これを支持してきたものでございます。
○岡崎委員 総理も、SDIについては、これが非核兵器であり防御兵器体系だというふうに述べられている。つまり、兵器体系といえば非軍事ではないということを示しているわけですね。国会決議というのは専ら平和目的に限る、それは非軍事ということをはっきりうたっていますので、政府のこれまでの有権解釈から見ましても、総理がSDIは兵器的体系だとおっしゃっている点から見ても明らかな矛盾だと思うのです。
そういう中で我々が理解を示した一つのゆえんは、このSDIというのがあくまでも防御兵器体系であるということ、それからやはりこれが非核兵器であるということ、それからもう一つは弾道ミサイルを無力化する、これが結論的には核兵器の廃絶につながる、こういうアメリカ側の説明を受けましてそういうことになれば、核廃絶というのは日本の一つの悲願でありますし、そしてこれがあくまでも防御体系であるし、そして非核兵器であるということになれば
我々も昨年の一月にロサンゼルスでレーガン大統領から直接話を聞きましたけれども、ともかく非核兵器で、そして核兵器を廃絶することを目的とする防御兵器体系で、しかもABM条約に違反しない、そういう範囲内でやりたいという話を聞いて、その心情等については非常に評価もし、理解もしたところであります。
○河上委員 今度のSDI構想というのが、宇宙条約の批准のときにも宇宙戦争という問題で論議になったのですが、そのときに、SDIという考え方は防御兵器だというようなことを当時外務省の遠藤さんが答えておるのですけれども、これも大変おかしな話で、もしこれが防御兵器体系だという解釈に立ちますと、ソ連がこういうものをつくってもやはり防御兵器体系だと考えるわけですか。