1977-11-01 第82回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
昭和四十七年の第四次防先取り問題は、まさにこのような国防会議の欠陥と、それに基づく防衛庁の独走の中から起こったことはまだ記憶に新しいところであります。 今日、安全保障の問題は、狭義の防衛力整備の問題にとどまらず、外交、経済、エネルギー、食糧、国際協力等々、多角的な検討を必要とし、防衛力をどのように位置づけていくかはそれらの総合判断の帰結として結論づけられなければなりません。
昭和四十七年の第四次防先取り問題は、まさにこのような国防会議の欠陥と、それに基づく防衛庁の独走の中から起こったことはまだ記憶に新しいところであります。 今日、安全保障の問題は、狭義の防衛力整備の問題にとどまらず、外交、経済、エネルギー、食糧、国際協力等々、多角的な検討を必要とし、防衛力をどのように位置づけていくかはそれらの総合判断の帰結として結論づけられなければなりません。
といいますのは、四十七年でありますか、四次防先取り問題で、衆議院議長あっせん案によりまして、閣議が決定いたしました次年度の予算の主要項目について国防会議で決定をするということになっておりますが、国防会議で決定をする前に、国防会議に報告をして、大体こういうことで予算要求するということになっております。それが事実上は予算閣議の数日前という非常に接近した時期になっております。
○楢崎委員 あとの出席者は、当時、四十七年二月の四次防先取り問題からいろいろと混乱が起こりまして、秋に議長裁定があって、国防会議のシビリアンコントロールを強化しようという要請で、そのほか通産、科技あるいは公安、そういった大臣も加えるという閣議決定がなされた。
長官は、国防会議の活用を繰り返し強調されておりますし、さきには、四十七年の四次防先取り問題を機に国防会議の強化、拡充が叫ばれ、政府は国防会議構成法を改正しようとしたわけであります。しかし、その後の経過、今後の方針についてその考え方をお聞かせ願いたいと存じます。
それで、おととしは例の四次防先取り問題でもめました。昨年は防衛力の限界問題でもめた。つまり、年次計画の中でいろいろとふらふらするものだから、これが国会で問題になる。
中曽根長官の時代に一千海里という構想はあったけれども、これが四次防先取り問題で中曽根構想は御破算になり、三次防構想になったから、今度は百海里ですかにまた戻った。(「数百海里だ」と呼ぶ者あり)数百海里です。言ったじゃないですか。この中に何て書いてありますか。ちっとも変えちゃいないじゃないですか。中曽根構想のとおりじゃありませんか。読んでみましょうか。
去年防衛庁は、移駐がまだきまらないうちに四次防先取りにも関連して物を送りましたよね。国会に指摘されてあわてて戻した。これは物どころじゃないでしょう、部隊ですからね。部隊の先取りというのは私は重大な問題だと思う。国会がきめるというのは、シビリアンコントロールの最高の機関は私は国会だと思う。その国会がきめないうちに向こうへ先取りして行ってしまっている。どうですか、これはやはりおかしくないですか。
具体的にさきの予算委員会における四次防先取り問題に関連をして、予算の削除、凍結が行なわれました。その際に、その解決の一つの重要な問題としてシビリアン・コントロールというものが出てまいったこと、御指摘のとおりでございます。これはもう、シビリアン・コントロールというものはあの際ずいぶん論議をされました。
四十七年度予算案の、国防会議の議を経ない四次防先取り計上は、佐藤総理が口では、「経済大国になっても軍事大国にはならない」と言うことばとは全く逆に、軍事優先の国家財政運用の姿を端的にあらわしたようなものではございませんか。そうであればこそ、予算案の国会提出後に、前代未聞の歳出の政府修正と、両院議長の監視のもとに、国庫債務負担行為の凍結という、防衛予算の手直しを行なわざるを得なかったのであります。
さっそく質問したいと思うのですが、実はこの国会の前半における議長あっせん案についていろいろ問題があったわけでありますが、もう会期末も近い今日でありますし、私たち野党の議員から考えてみましても、あれほど大きな問題になった四次防先取り問題、どうもシビリアンコントロールというものがうまくいっていない、そういう面から言いまして、やはりこの国会で起きたことはこの国会で早い時期に決着をつけるべきではないか、こう
先ほど防衛庁長官は、四次防の問題については、現内閣で起きたことだから現内閣でこの結論を出して四次防を策定したい、そういうニュアンスの答弁をなさったわけですが、これはやはり、今国会で最も大事な問題として取り上げられて、四次防先取りの問題とかいろいろの問題が提起されましたこういう時期にこそ、こういう問題を真剣に討議して前向きなものをつくらなければ時期を失してしまう、そう思うわけですね。
総裁選挙だの何だの、国会の四次防先取りだなんというごたごた、後継総裁、会期延長など、問題がうんと詰まって、十年に一ぺんぐらいの騒ぎをしているものだから、外交あたりもとぎれちゃって、小休止、中休止ぐらいをしている感じを受けるのですよ。準備が要りますから、秋になるでしょう。
こうなりますと、日米繊維交渉にも、第四次防先取りも、国民の知らないところで密約が行なわれたのではないかという疑念の生ずるのは当然のことであります。 佐藤総理はさきの臨時国会で、戦後体制のワクの中で処理し切れない国際の諸問題が生じていると述べ、本国会でも、世界情勢が激動し、わが国の国際環境がきびしさを加えていることを指摘し、いまこそ発想の転換を行動に移すべきときであると述べています。
いかに政権末期の予算案とはいえ、政策に総合性がなく、公害や物価対策に見るごとく、行政の怠慢とあと追い政策が異常にはんらんし、新しい時代に即応する政策の選択もなく、ただ一つ、政策の先取りといえば、軍事大国を指向する四次防先取りのみといった、今日のわが国の現実とは遊離した国民不在の予算案と言うべきであります。 反対の第三点は、政策の一貫性が予算に反映されていないことであります。
第五は、四次防先取り、立川抜き打ち移転等によるシビリアン・コントロールの形骸化、また、在日米軍基地が事実上ベトナム米軍の後方基地となっていることに目をつぶって、事前協議を空洞化して、ベトナム戦争に加担、軍国主義への道を歩む罪は、これまた国民のひとしく見のがさないところであります。
佐藤内閣は本年度予算で、「いい調子の世直し予算」と称して、福祉優先に政治の軌道を修正したかのごとく見せかけましたが、はしなくも四次防先取り問題で、このごろ合わせはもろくもくずれました。軍事優先と物価値上げの地獄行きの予算であるという正体を暴露する羽目となったのであります。
今回の四次防先取り問題でもやはり産軍癒着が陰にあるということが取りざたをされております。わが国のこの平和憲法の趣旨から見て、特にこの産軍癒着ということは最も警戒しなければなりませんし、その排除に意を用いなければならないと思います。やはり産業界の圧力で軍備の規模が決定されたりあるいは防衛計画に影響が与えられるということはゆゆしい問題である。
第四次防先取り予算は、政府みずから修正されましたが、この一億ドル、少なくとも問題の肩がわり費用四百万ドルは、当然減額修正されるべきものであります。(拍手) 立つ鳥あとを濁さずとのたとえのとおり、総理は、予算案衆議院通過までに、本問題にまつわる一切の国民の疑惑を一掃するために全力を尽くすべきであります。
四次防先取り問題、自衛隊の沖繩配備や立川強行移駐の問題、台湾の帰属問題などをめぐる政府の答弁はネコの目のごとく変わり、相次ぐ食言問題を引き起こしたのでありますが、ついには、外務省極秘文書によって沖繩交渉をめぐる売国的、屈辱的な日米秘密外交の実態が明るみに出され、政府が、従来から一貫して国会と国民を愚弄し、うそで固めた答弁を繰り返してきたことが明らかになったいまでも、本日のこの委員会冒頭の発言にも見られるように
したがって、四次防先取りというような問題はないのであります。ただ、この問題をめぐって衆議院段階で紛糾いたしましたから、衆議院議長のあっせんを私ども了承いたしまして、そうして予算を政府の責任において修正した、そういう事実はございます。しかし、そのことはただいま言われることとは違っております。 さらにまた、軍国主義化云々がございます。
二番目には、やはり四次防先取り予算に端を発し、その後相次いで起こりましたところの政府の不手ぎわ、そしてまた文民統制の責任の総括を求める意味でもございました。しかるに、先ほど辻原委員に言われた総理の政治責任に対するところの考え方というものは、非常にあいまいもこという状態でございました。私は、そういう観点から具体的にお伺いをしたいと思うのであります。
やはりこれは四次防先取りなどという解釈には入らないというふうに思っております。
四次防先取り予算問題の議長裁定については御承知のとおりであります。夏以降に新経済社会発展計画が策定されて後、四次防の策定、国防会議決定、こうなるのであろうと思います。もし各省概算要求の時期までに四次防計画の策定ができない場合は、四十八年度の防衛予算はどういうことになりましょうか。