2021-04-22 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第12号
ほかにも、上流域で少し堤防の低いところがあって、そこから水があふれて水田で水を受け止めるですとか、まさに自然の緩衝材である遊水地の活用ですとか、もっと言うと、何かいろんなやり方があるらしくて、水流を弱めて土砂を取り除くことができる水害防備林というようなものも非常に氾濫を防止するためには有効だというようなことも言われております。いろんなやり方があります。
ほかにも、上流域で少し堤防の低いところがあって、そこから水があふれて水田で水を受け止めるですとか、まさに自然の緩衝材である遊水地の活用ですとか、もっと言うと、何かいろんなやり方があるらしくて、水流を弱めて土砂を取り除くことができる水害防備林というようなものも非常に氾濫を防止するためには有効だというようなことも言われております。いろんなやり方があります。
様々な形で、例えば防備林、林を造って水の勢いを食い止めたり、あるいは流出物をそこで食い止めたり、場合によっては家も流れるわけですから、その家を食い止めるとか、それから竹林を植えたりしながら、場合によっては砂あるいは土砂を食い止めて、御案内のように、水田などがもうほとんど使えないような状態にならないように、水だけが流れるようにとか、こういう方法なんかも古来あるわけですが、こうした従来のハードだけではない
それともう一つ、今、水害防備林のお話が出たところでございます。川沿いにある樹林につきましては、河岸や堤防の浸食を抑制したり、氾濫流とともに流出する流木であるとか土砂を捕捉するという効果があるというふうに認識しております。
水衝部と申しますが、ですから、昔からそこには水害防備林と呼ばれております竹林とか、そういったものがつくられて備えていたわけですね。すなわち、河川の堤防全長にわたって同じような危険にさらされているわけではなくて、直線の河道でも水が当たっているところとそうでないところがありますので、歴史的に決壊したところを補強するということを優先していただく。
○林政府参考人 ただいま先生が御指摘ございました水害防備林とは、恐らく、河川の堤防に沿って植える河畔林のことを指していらっしゃるのではないかと思います。これは先生御指摘のように、溢水時におけるはんらん水の流出を低減するなど、治水対策上も非常に効果があるというような再認識もされております。 今回の新河川法では、河川管理施設としてこういう樹木を植える、樹林帯というものを創設することになりました。
○児玉分科員 林計画監理官にあわせてお伺いしたいのですが、そういった趣旨のもとで、現在各地において水害防備林の準備が進み、かつ建設が具体化しています。これは江戸時代からの治水の、日本人の知恵を反映したものでもありますね。これがこの後、石狩川、千歳川でどのように検討され計画されているか、お示しいただきたいと思います。
山崩れなどを防ぐ土砂流出防備林として農水大臣が指定した国有林十林班の六百七十八本に当たると報道されているわけですね。森林法によると、普通の無断伐採が三年以下の懲役または三十万円以下の罰金なのに対して、保安林はそれぞれ五年以下、五十万円以下と罰金も重いわけです。同管内の木材業者は、保安林は太い木が保護されているので盗伐は金になる、こう話しているわけですね。
そういうものといたしましては、例えば海岸防風林でございますとかあるいは景勝林、それから瘠悪地の土砂防備林というようなものを高度公益機能松林と位置づけまして、ここで何とか松林を守りたいということで基本的には考えているわけでございます。
例えば、保安林であっても海岸の防潮林、防風林、また飛砂防備林など、住民の生活を守る上で無視できない重要な機能を持った松林にのみ絞り込んでいって空散をやるべきではないのかなというふうに考えておりますが、いかがでございましょうか。
具体的には、保安林として指定されております松林それからその他の公益的機能が高い松林のうちで、他の樹種からなる森林によりましてはその機能を確保することが困難なものについて、地域における松林の果たす具体的役割に即しましてそれぞれ設定してまいりたいと思っておりますけれども、この保安林以外で指定を予定しているものの具体的な例といたしましては、海岸防風林でございますとかあるいは景勝林、さらに瘠悪林地の土砂防備林
○説明員(依田和夫君) ちょっと、先生の御質問の趣旨に十分合う答弁になりますかどうかでございますが、現在、森林荒廃を防ぐ方策といたしましては、森林法の中に保安林制度というものがございまして、森林を保安林に指定いたしまして、この保安林についても、水源涵養保安林からいわゆる土砂崩壊防備林といったような保安林、さらには魚つき林といったような魚をふやすといったような保安林、非常に広範な保安林がございますが、
ここはまた台風銀座と言われるところでございますから、前の方に飛砂防備林がある。後ろの方に、小高い丘になっているのですから、そこに防風林がずっと生えている。そこには松葉の利用を行います組合がございます。共同利用権を持っている松葉組合の組合員がその国有林の松葉を利用して、農業の資材として使っている。たばこの床敷きなどに使う原料でもございます。そういうところを掘削した。
そこには飛砂防備林、それから保健林、それに防風林、防風林の国有のそこには松林がずっと生えているわけですが、樹齢が何ぼになりますか。
○秋山政府委員 保安林にも先生御承知のとおりいろいろの種類の保安林があるわけでございますが、土砂崩壊防備林というふうなものについては、崩壊のおそれ等もあることもございまして、どちらかと申しますと択伐の施業方針をとられておるところが多いわけでございますが、水源涵養保安林のような流域全体で流量調整し、洪水を防止し、あるいは渇水を防止するということになりますと、重ねて申し上げますけれども、流域の中の齢級配置
○政府委員(秋山智英君) 土砂の流出あるいは崩壊のおそれのあるそういう森林につきましては、私どもも、土砂流出防備林あるいは土砂崩壊防備林というものを保安林に指定いたしまして、その流出を防ぐというような方法をとると同時に、水源涵養上必要な森林につきましては、先ほど来御説明申し上げておりますとおり、水源涵養保安林に指定いたしまして、土砂の流出防備と水源涵養のための施策を講じ、そのための森林の取り扱い方につきまして
○柴田(健)委員 その地方公共団体、たとえば県なら県に、この保安林を、健康保安林、保健保安林として、名前はどうでもいいのですが、そういう指定をする場合に、地域住民の健康を考えて、そこの保安林伐採をむやみやたらにさせない、また、指定解除もしない——しかし、それは、保安林の趣旨が土砂流出防備林でないのですから、管理体制というものを地方公共団体に十分させていかなければならぬと私は思うのです。
それから、特に、土砂の流出防備林として今後はこの地帯の木を切ることについては、できるだけひとつやめて、土砂流出防備林としての機能を果たせるような山にしておいてもらいたい、こういうことを思うわけであります。時間もありませんから詳しくは説明いたしませんけれども、これについてのお考えをお聞かせいただきたいと思うわけです。
解除なんかでも一応は土砂流出の防備林、こういう指定でしょう。そうして今度は宅地造成ということになると、人が住むんですよ、人命財産が危うきに瀕するような状態でありますとこれは問題だと思うんですね。そういうときにそのところの地質の関係とかそういうことはよく調べられてやったんですか。
○政府委員(片山正英君) 先ほどお答えいたしましたように、十一の保安林のうち三つの保安林については大臣がいたすわけでございますが、ただいまおっしゃいました土砂流出防備林の保安林は大臣の指定並びに解除でございます。そこで、宅地造成と保安林とは非常に矛盾しているのではないかという御指摘でございます。この森林の土砂流出防備林ということで指定いたしましたのは大正六年七月のことでございます。
○浅井亨君 それですが、先ほどのお話によりますと、土砂流出防備林ですね、こういう指定は大臣がせられているとおっしゃいましたね。
それから土砂流出防備林や土砂崩壊防備林についても一千三百八十億ヘクタールを目標として計画が立てられておる。ところがこの筑後川流域の森林は約十三万ヘクタールであるけれども、そのうち国有林は一四%程度にすぎず、大部分は民有林である。
○政府委員(田中重五君) この保安林整備計画樹立以後に伸びましたのは、伸び率で申し上げますと、民有林国有林合わせまして、一号ないし三号保安林でございますから、水源涵養保安林並びに土砂流出防備林、土砂崩壊防備林が一六七%、それから四号以下の保安林が一二五%ということに伸び率がなっております。いまこの率でもわかりますように、一号ないし三号保安林で主として伸びておるということでございます。
といたしましては、今後人口の増加なり国民経済生活の向上なり、さらにはそれぞれ地域地域におきます産業の進展なり、そういうものに応じまして、あるいはまたその他もろもろの事情によりまして、水の需要が急激に増加をしてまいるというふうに考えられますので、そこで水需要に対応するための水源涵養保安林の整備ということを主体といたしまして、あわせて今後さらに重要になるであろうと考えられる一号ないしこの土砂流出防備あるいは土砂崩壊防備林等
で、どういうものにその補償がなされておるかと申し上げますと、たとえば土砂流出防備林、土砂崩壊防備林のごときものでございます。この分が金額にいたしまして二百十八万九千円、それから防風林、あるいはなだれ防止林、これは四号保安林以下のものでございますが、これに対しましては千六百三十五万二千円、こういうふうになっております。
○政府委員(田中重五君) たとえば土砂流出防備林なりあるいは土砂崩壌防備林についての経済効果については、それぞれ計算は可能なわけでございますけれども、先ほど申し上げましたように、個々特定受益を受けるものの特定と、それからその特定されたものの個々の受益の程度、範囲でございますが、それの測定がなかなかむずかしいということで、いままでは推移をしたわけでございます。
○田中(重)政府委員 民有保安林を国で買い上げる対象地域といたしましては、水源涵養保安林並びに土砂流出防備林と土砂崩壊防備林の三つでございます。それで、これらの保安林につきましても、こういう保安林の森林施業あるいは保安施設事業の適正な実施、あるいはまた保安林の管理の適正その他の面で、保安林の維持について、民有林の場合にもいろいろ助成指導の道はございます。
なうということであれば、たとえばこの保安林の種類の中の水害防備保安林であるとか、干害防備保安林とか、これらは、下流にダムが設置されておるような場合、当然ダムの上流地点の水害とか、あるいは干害によってダムの保水量が平常どおり確保できないというような事態がしばしば起きるわけで、いずれも保安林ですから、重要度に変わりはないとは言えるわけですが、特に重点的に水資源の開発、確保ということになれば、水源涵養とあわせて、水害防備林
○田中(重)政府委員 保安林は、それぞれ指定の目的に即して機能するように進められているわけでございますから、水害防備林あるいはその他防雪保安林、そういうのもそれぞれ重要でございます。
それからなお、その次の御指摘のなだれ、地すべりの点につきまして申し上げますと、なだれは、危険な場所につきましては、いろいろと施策がございますが、なだれの防備林であるとか、あるいはなだれのおおいというものをつくるわけでございますが、年によって雪の降り方も違うために、設備でカバーできない点につきましては、ことしのごときはヘリコプターをチャーターいたしまして、空中からなだれの状態を査察しながら、地上において
同時に、広い意味の防雪設備を強化するという観点から、流雪溝の整備でございますとか、あるいは防備林の整備でございますとか、また、直接除雪に使用いたします機械以外にも、たとえば停車場構内の分岐器に対する融雪装置でございますとか、そういうようなことに対しても十分な検討を加えて参りたいと思っておりまするし、さらに根本的には、やはり何と申しましても、これは裏縦貫線を初め、重要な幹線区の複線化というようなことが
第五は東京都知事及び山梨県知事からの小河内ダム上流集水地域関係でございまして、御承知のように東京都の給水量の約六割は多摩川水系に仰いでおりますが、小河内ダム周辺を起点とした上流集水地域は基盤が風化しやすく、風雨によって貯水池への土砂の流入が多いため、水源涵養保安林や土砂流出防備林等の指定をいたしまして、集水地域の保護に当たっておるので、地表損傷や土砂流出防止のために、集水地域の全域について鉱区禁止をしてもらいたいというものであります