1947-08-18 第1回国会 衆議院 隠退蔵物資等に関する特別委員会 第10号
この前、十三日かの委員會で清水證人は關口愛治氏から委託された三萬圓を武永、柴田兩氏に渡した。そうしたところが武永、柴田の兩君はこれを大久保留次郎氏の所へつつ返しに行つたということを證言しております。
この前、十三日かの委員會で清水證人は關口愛治氏から委託された三萬圓を武永、柴田兩氏に渡した。そうしたところが武永、柴田の兩君はこれを大久保留次郎氏の所へつつ返しに行つたということを證言しております。
しかし社會道徳の觀念から見たときに隠退藏物資であるから、これは何とか政治的に解決をつけた方がよからう、こういう話でありましたので、たまたま私の先輩である關口愛治氏を通じて、關口氏が世耕氏と面識がありました關係上世耕氏に話をしたのであります。
私も關口愛治の子分ではございません。家業柄、關口愛治と連絡はありましたし、兄、弟の縁は結んでおりますが、子分ではございません。それでこの發端は關口氏と世耕氏は面識の間柄でありまして、當時世耕氏が非常にこの隱退藏物資に御熱心にやつておられる。
○小杉證人 先ほど申しました通り、關口愛治さんから水あめがあるといううわさがあるということは聽きました。それはどこにありますかと言つたときに、御返事がありませんでした。それですから目白の水あめ事件は内務省を通じたときに初めて私は知りました。
○小杉證人 關口愛治さんは、私が生活課長をしておりまするときに、東京露店商組合のやはり役員をしておられました關係で露店問題につきましていつも折衝をしておつた方であります、そういう意味において面識のある方でありました。それから世耕指令は、當時私は見たこともありません。また世耕指令の内容も全然存じません。