1948-12-24 第4回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
それだけでなくて、その前に關口君から僕に言つたことがあるのです。國警本部から被服が摘発された、隠退藏の被服が摘発されて熊谷檢察廳が大量に摘発した、それを埼玉縣の國警本部の制服にしたい、だから貰つて來て欲しいというので、關口君が田上檢事と会つているのです。そのときに田上君が料理屋へ連れて行つて、そこで業者を紹介した。
それだけでなくて、その前に關口君から僕に言つたことがあるのです。國警本部から被服が摘発された、隠退藏の被服が摘発されて熊谷檢察廳が大量に摘発した、それを埼玉縣の國警本部の制服にしたい、だから貰つて來て欲しいというので、關口君が田上檢事と会つているのです。そのときに田上君が料理屋へ連れて行つて、そこで業者を紹介した。
併し關口君とはその後も何遍も会つております。一度はうちの社会部の記者がおりまして、關口君に私にもその事実をもつと詳しく発表してくれ、我々も新聞に書きたいと言つた。社会部の記者も同席しましてその話を聞いたことがある。そのときにやはりそういう事実を認めていました。 それからもう一つは、支局に朝早く關口君の方から訪ねてきて、丁度本庄事件の何といいますか、朝日新聞で頼んだ湯本という弁護士があつたのです。
○委員長(伊藤修君) 要するに關口君が言わない半面は、今あなたがお述べになつたことで全部分りますがね。併し關口君としては相当に頭を悩ました問題ですね。
關口君と會いました。どうもあなたから、われわれが相當骨を折つたということに對して折角われわれの勞をねぎらう意味において下すつたものだが、しかしその點に疑惑をもつたから一應大久保に返しにいつたけれども知らんという。はたしてそうかということを關口に聽いてみました。關口はそうだ。それは大久保氏の知るところじやない。自方はとにかくあなた方がいろいろ骨を折られた。
その時に大久保氏は、そんなことは知らぬ、おれが出したものじやない、關口君の所に行つてそれは話せということであつたというふうな證言がありましたが、どういうわけで武永證人はその三萬圓を大保留次郎氏の所へお返しにいらしつたか。何か強い根據でもおありになつたのか。しかも大久保留郎氏とどこでお會いになつてその金をお返しになろうとしたか。
これは警視廳管内からの情報を受けまして、きつと何か後ろに大きなあめ問屋がいなくちやならぬ、それでこういうことになるのではないか、こう思うておる矢先、實は新たな目白署の例の問題が耳に及眼んできた、關口君との最初の話は——關口君は警視廳に行つたように私は聞いております。それで警視廳で話をしたのですが、警視廳はらちが明かぬ、たまたま知合いの内務省の警保局長にこの摘發について相談した。
一應筋だけは了承いたしました、しかしながらこの水あめを摘發するにあたりまして、最初に私が陳情を受けたのは今問題になつておりまする關口君から話があつたのであります。關口君は事をわけてこの隱退藏物資のあることを警視廳に陳情したのだが取上げなかつた。さらに警保局に來て警保局長にもこのことは陳情したはずである。なおさらに警保局長の了解を得たと思いますが、溝淵防犯課長に對して陳情いたしたそうであります。
世耕さんは私が調べておよそ黒白がつきそうになつたころ關口君からお話を聽かれて、それでは有田署長に會おうということでなさつたのではないか。こういうように私は聞いておりますが、この點はどうも私は腑に落ちません。私の取扱つたのはそれだけであります。
○中野(四)委員 關口君と清水君と一緒に喚ぶということは感心しないと思います。ここに有田署長もおられるが、ぼくはあまり感心しないと思う。清水君だけを先に喚んで、關口君は後の機會にされた方がよいと思う。ただそう思うので申し上げるのです。清水君と關口君は同業でしかも親分子分ですから、證言を求めるのに、まず清水君に一應承つて、次の機會に關口君にお話を願うという方が私は順序が立つように思うのです。