1954-11-09 第19回国会 参議院 決算委員会 閉会後第19号
そしてひどいのは、財務局からその家賃を架空の所有者に対して払つてもらう、こういうようなものも若干あつたのでございまして、昨年の検査でこれを見つけまして、全部国有財産に改めて登記して頂くという措置を取つて、現在ではこの種のいわば闇官舎というようなものは全部なくなつております。 それから千五百十八号でありますが、これはやはり架空経理であります。
そしてひどいのは、財務局からその家賃を架空の所有者に対して払つてもらう、こういうようなものも若干あつたのでございまして、昨年の検査でこれを見つけまして、全部国有財産に改めて登記して頂くという措置を取つて、現在ではこの種のいわば闇官舎というようなものは全部なくなつております。 それから千五百十八号でありますが、これはやはり架空経理であります。
○政府委員(山口伝君) お示しの闇官舎につきまして、大体先ほどからのお話のように六棟あるわけであります。柳沢本部長時代、次の吉田本部長時代に関係を持つておるわけでございますが、それが長い間国有財産とすべきものが、そのことがなく経過しておつたことは誠に海上保安庁としては面目ないのであります。
○政府委員(山口伝君) 只今の闇官舎の国有移管についてのやり方、或いは内容がどういう費目から出ているかという点のお話もございまして、その点は慎重になお詳しく当りまして、適切な処置になるように一つ……、若しか今までの考えが間違つておれば、そこは無論直さなければいけないと思うので、別に他意があつてやつたわけではございませんので、御了承願いたいと思います。
○カニエ邦彦君 それから前六管区本部長吉田日出男君、その前の本部長柳沢君、この二代に亘つて、而も長い間かかつて、そうしてこの闇官舎のごときものが造られて、而もその闇官舎の所有権がそれぞれ個人の所有権に移つておるというようなことですが、これに対して保安庁はどういうように考えておるか、どう処分しようと思つたのですか。
第二の質問について柳澤がこの闇官舎について事実今現在知つておるか知らんか、当時知つておつたかという点につきましては、柳澤の下でありました塩田という次長がおつたのでありますが、これをまだ直接この官舎の事件について取調べておらんので、はつきりとわかりませんが、大体官庁の形式といたしまして、常識として当然知らなければできないことでありますし、官舎というものは目のつくとこでありますから、これは知つておると私
○証人(堀部克之君) 只今の御質問対しまして、この官舎の事件につきましては保安庁職員自体も殆んど知つておるというような状態で、俗に六管の闇官舎というような呼び名を持つておるように聞いております。それにつきまして私どものほうで事件を進める段階におきましてこの闇官舎の事件が六管の命取りだと、こういうような情報があつたわけであります。
○カニエ邦彦君 それから今の証言によつて吉田日出男が六管本部長のときに、乱脈を極めておつたということは大体わかつて来たのですが、それ以前の柳澤本部長のときには一体どういう状態であつたか、で、柳澤本部長のときの繋りがたまたまこの闇官舎を通じて繋がつて来ておるんですが、柳澤本部長の当時にはかなり年数を経つておりますが、併しながら大体吉田の本部長当時のように、吉田がこのいわゆる不正事件の扇の要になつておるというように