1950-03-30 第7回国会 参議院 外務委員会 第8号
○政府委員(川村松助君) 只今議題となりました関税表国際事務局設立條約修正議定書に関し御説明申上げます。 関税表刊行のための国際連合の設立に関する條約、関税表刊行のための国際事務局を設立する條約の実施規則及び署名調書は、国際貿易促進のため、各国の関税表を共同の費用で迅速且つ正確に刊行配布することを目的として、明治二十三年七月五日ブラツセルで署名されました。
○政府委員(川村松助君) 只今議題となりました関税表国際事務局設立條約修正議定書に関し御説明申上げます。 関税表刊行のための国際連合の設立に関する條約、関税表刊行のための国際事務局を設立する條約の実施規則及び署名調書は、国際貿易促進のため、各国の関税表を共同の費用で迅速且つ正確に刊行配布することを目的として、明治二十三年七月五日ブラツセルで署名されました。
本修正議定書は、政府の説明によりますと、昭和二十四年十二月、ベルキー国政府の主催のもとに、ブラツセルで開かれた條約加盟国の会議によつて作成されたものでありまして、その内容は、貨幣価値の変動その他の理由によりまして、関税表国際事務局の資金か不足を告げるに至つたのでございまして、その増額をはかるため、各国分担金の増加を目的とした修正であるということであります。
わが国は翌明治二十四年二月二月これに加入して以来、連台の一員として、終始一貫、関税表国際事務局の事業に協力を続けて参つたのであります。 しかるに二回に及ぶ世界大戦の結果、条約の締結当時に比較いたしまして、貨幣価値の変動が著しいばかりでなく、各国の関税制度もまた、きわめて複雑化いたしましたため、事務局の資金がはなはだしい不足を告げ、その事業を完遂することができなくなつたのであります。