1972-08-31 第69回国会 参議院 商工委員会 閉会後第1号
○藤井恒男君 それじゃ、時間がもう参りましたので、最後の質問をいたしますが、毛・ポリエステルの混紡織物の関税差しとめの問題について、これは実はもう長い期間を経ておるわけでございまして、率直に申し上げて、日米繊維交渉が起きる以前の問題としてアメリカの繊維業界がこの問題を提起した。その後新しい事実として日米に政府間協定というのが結ばれ、数量規制が現に行なわれている。
○藤井恒男君 それじゃ、時間がもう参りましたので、最後の質問をいたしますが、毛・ポリエステルの混紡織物の関税差しとめの問題について、これは実はもう長い期間を経ておるわけでございまして、率直に申し上げて、日米繊維交渉が起きる以前の問題としてアメリカの繊維業界がこの問題を提起した。その後新しい事実として日米に政府間協定というのが結ばれ、数量規制が現に行なわれている。
それが毛・ポリエステル混紡織物の関税差しとめだと思います。これはもう私がくどくど言うまでもなく、四十六年の三月に、これはアメリカの業界から提訴された非常に古いもんです。その後に、日米繊維協定というものが締結され、しかも、この関税差しとめになった品目というものはその中に包含されておる。そして、現に日本からのアメリカヘの輸出量というものも、その意味において激減している。
○政府委員(佐々木敏君) 今般の関税差しとめは、五月十二日でございますけれども、本件につきましては、昨年の三月、米国業界から財務省に対する提訴があったのであります。その後財務省は、昨年の秋、わが国の毛織物業者、輸出業者の価格を調査しておったのは御高承のとおりであります。
○政府委員(佐々木敏君) 先生おっしゃいますように、この五月十二日に関税差しとめに相なりました梳毛織物につきましては、政府間協定の特掲品目として数量が規制されておるものであります。したがいまして、当然に、米国市場に対しましてわが国の織物がインジュリーを与えておるという事態はないはずであります。
そうするとここにトラブルが起きて、気につかぬものが出てきたということは、この米関税差しとめの案件でおわかりでしょう。これから輸出するときにこういう問題が次から次に出てきますよ。やってみましょうか。たとえばニット生地はポンド当たりどれだけに換算するのですか。——それじゃ私が答えていきましょう、いじめたと言われたくないから。ニット生地はポンド当たり七・八スクエアヤールに換算するのです。
昨日毛織物が関税差しとめになったのでありますけれども、わが国といたしましては、このようなダンピング法のきびしい適用につきましては、常時米国側に対しまして反対要望をいたしておるわけであります。先月末アンチダンピングのための日米専門家会議も開催いたしまして、米国の非を訴えたのであります。