2001-11-22 第153回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
米の関税化移行に伴いミニマムアクセス数量が減らされますが、このことをもってしても、関税化と長期的な関税率引き下げは不可避であり、圧倒的な価格競争力を持っている外国産米の輸入を着実に増加させるものであり、認められません。
米の関税化移行に伴いミニマムアクセス数量が減らされますが、このことをもってしても、関税化と長期的な関税率引き下げは不可避であり、圧倒的な価格競争力を持っている外国産米の輸入を着実に増加させるものであり、認められません。
最後になりますけれども、アメリカ農務省やモンサント社などのバイオ企業は、日本の米の関税化移行に伴い、開発中の遺伝子組み換え稲の売り込みをねらっていると報じられています。私は、この外国からの遺伝子組み換えの米の輸入はすべきでないと考えるのでございます。そこで、最後にもう一度、遺伝子組み換え技術の環境への安全確保について、大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
もう既に日本は、米も含めて農産物について関税化移行を済ませてしまっているわけでありますから、そうすると、要はこの関税率をどう維持していくか、それが国境措置の中身になると言っても言い過ぎではないと思いますが、その点についてはどうなんでしょうか。
我が党は、この関税化移行については、国民的な合意がまだ十分でないこと、それから過般の委員会を通じても国内対策が十分に示されていないということ、もう一点は、WTO次期交渉において政府の戦略、すなわち高率関税にするから関税化は大丈夫なんだ、ではその高率関税を堅持するかという姿勢が不明確である、こういう点を考慮して、私どもは現時点での関税化移行は時期尚早、拙速である、このように判断をし、反対をいたしました
また、前回の参考人に対する質疑で明らかになりましたように、系統組織は関税化移行に同意していますが、その構成員である生産者個々の段階では反対であるとの意見もありました。そのような声を無視して本法案を強行するのは、国民的コンセンサスの欠如に加えて、生産者に負担を強いる暴挙と言わざるを得ません。
私たち社民党は、昨年秋、突然政府が示した米の関税化移行に対し、一年間、国民的論議を行った上、結論を出すよう提案いたしました。 政府はこれまで食糧安全保障にかなう新たな国境措置を強調してまいりました。米関税化移行は、これとは全く異なる自由化への領域に踏み込むわけでありますから、論理的にも実際的にも逆行的矛盾が生じてまいります。 また、政府は高率関税を課すことができると言ってきました。
○政府委員(亀谷博昭君) 四月から関税化移行ということで法律案の御審議も国会に今お願いいたしているところでありますが、WTOに向けましてはこれからミニマムアクセス米をどうするか、こういう問題も絡めてしっかり我が国としての対応をしていかなければいけないと思っているところであります。
反対の第一の理由は、今回の関税化移行に至るまでの政府・与党の姿勢であります。 ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉の際、米の関税化を受け入れるか否かについては、国論を二分する激しい議論が闘わされました。そして、その結果として、苦渋の選択としてミニマムアクセス米の受け入れを選択したのであります。
○堀込委員 特例措置から関税化への切りかえにつきまして、きょうまでさまざまな議論がされてきたわけでありますが、私ども民主党、現状で関税化への移行のやむを得ない事情というのは理解をしつつも、しかしこの関税化移行に対して、過去の総括がきちんと行われてきたのかどうか。あるいはまた、将来交渉にゆだねられている関税率などの問題で、農家や農民に甘い幻想を抱かせるような説明が行われているのではないか。
大変失礼になるかと思いますが、あえて言わせていただきたいと思いますが、とにかく政府は、今回の関税化移行について、高関税を設定するから輸入米は来ないんだというふうなことを皆さんに説明されてきました。
しかも、主食である米というのは消費者問題そのものでありまして、それを何の相談もなかったということは本当に許されないと思っているわけですが、大臣は、その決定後、消費者団体を回っていって、そして消費者の皆さんからも関税化移行は最善の選択であったと理解を得ているという御答弁をされているわけでありますが、消費者にとって最善の選択であったというこの御答弁についてどういうふうに思われるか、先ほどの五百人の若者たちの
また、四月一日からの関税化移行に当たりましては、先ほど申し上げましたように、外国から入ってくる米の量が、増加率が半分になる、あるいはまた関税相当量が国内産米が十分対抗し得る価格に結果的になるというようなこと等を考えますと、私といたしましては、この関税化によって輸入の増は見込みがたいということから、平成五年の十二月の閣議了解であります外国産米が国産米の生産あるいは需給等に影響を与えないという了解事項を
それから、関税化をすることによって大量に米が入ってくるということが仮にあるとするならば、平成五年のあの大凶作ではありませんけれども、これによって世界じゅうの人たちに迷惑をかけるということになりますが、我が国としては、先ほどから何回も申し上げておりますように、関税化移行によって、日本に外国からの米が入ってくることは予想しないという状況、それからミニマムアクセス量も半減することができるということは、逆の
それで、先ほどから話がありますように、関税化移行をしておいた方が二〇〇〇年には強い立場で交渉できるということを絶えずおっしゃっておられますが、私は、そのことが、村沢先生がおっしゃられましたように、新しい貿易ルールの構築ができる可能性が高い、あるいはそういう方向へ向かって取り組むことができるから関税化移行を早期にやっておいた方がいいというふうに解釈もするんですが、大臣、いかがでしょうか。
○石橋(大)委員 きょうは日韓漁業協定と関連する国内法に関する質問が中心ですが、ちょうどいい機会というか、これしか機会がありませんし、非常に重要な問題として米の関税化移行の問題がありますので、最初に、この点について農林水産省の考え方を二、三ただしておきたいと思います。 まず、事務方のトップに聞きたい。
○谷本巍君 関税化移行論議、地域で行っている状況で申し上げますというと、決まってといいましょうか、この話が出てくるのであります。 関税化に移行した場合、アメリカの言うとおりにこれを運用したら日本の米はもたなくなるでしょうね、これが一つであります。それからもう一つは、全中が試算し、こうしたいと言っているような形でやっていくというと、状況は大きく違ってくるでしょうねということであります。
最後に、最近突如提起された米関税化移行問題について伺います。 ウルグアイ・ラウンドで受け入れたいわゆる部分自由化は、最悪の関税化を避けるためと説明されてきました。そして次期WTO交渉では、ルールのあり方自体を改定しようというのが官民の合意でありました。