1989-09-26 第115回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 閉会後第1号
すなわち、崩落部の天盤は直天が比較的脆弱な頁岩のため間漏れを誘発しやすく、また、直天上部の砂岩層は比較的強固で水分を含んでいたことから、剥離を助長しやすい状況にあったという点が一つ。もう一つは、崩落箇所を含む払い肩部の払い跡はつり天状態となっていたことから、炭壁側に荷がかかりやすい状況にあったというのが第二点でございます。
すなわち、崩落部の天盤は直天が比較的脆弱な頁岩のため間漏れを誘発しやすく、また、直天上部の砂岩層は比較的強固で水分を含んでいたことから、剥離を助長しやすい状況にあったという点が一つ。もう一つは、崩落箇所を含む払い肩部の払い跡はつり天状態となっていたことから、炭壁側に荷がかかりやすい状況にあったというのが第二点でございます。
災害の原因といたしましては、崩落個所が断層部でございまして、岩質が泥質の細粒砂岩というもので、非常にもろいところでございまして、そのために間漏れを生じまして、それが拡大いたしまして高落ちとなり、枠が倒れたというように考えられております。 対策といたしましては、断層で天井が弱い個所は、次の対策を実施するということで、四点いたしております。
したがいまして、坑道の矢木とかあるいはワクといったようなものが折損しておりまして、そのために天盤の間漏れとか高落ち、こういったようなものを起こしております。したがってそういった現象から天盤自体にゆるみを生じておったというふうに推定されるわけでございます。