2012-04-13 第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
○河井委員 放射能は放射能でも、大臣、直接被爆じゃなくて間接被爆、その深刻さを、広島、長崎の黒い雨に遭った方々は、直接の被爆は経験はないけれども、黒い雨を浴びたことによって、あるいは、それがつかった水を飲んだり、川の水を飲んだり、土壌から生えていた野菜や果物、稲を食べて、お米を食べて、それが健康被害になっているんじゃないかということを心配している。
○河井委員 放射能は放射能でも、大臣、直接被爆じゃなくて間接被爆、その深刻さを、広島、長崎の黒い雨に遭った方々は、直接の被爆は経験はないけれども、黒い雨を浴びたことによって、あるいは、それがつかった水を飲んだり、川の水を飲んだり、土壌から生えていた野菜や果物、稲を食べて、お米を食べて、それが健康被害になっているんじゃないかということを心配している。
昭和四十九年の健康診断特例地域の指定、いわゆる北に十二キロまでは、この地域の被爆直後の救護活動による間接被爆を理由としたとされております。また、昭和五十一年の健康診断特例地域の指定、東西に七キロまでは、広島において黒い雨が降った地域の地勢との均衡を図るためのものであった、このように言われております。
私も直接被爆と間接被爆の両方を受け、歯茎からの出血、激しい下痢、吹き出物などの症状が続きました。そして、全く無傷で助かったと思った人々が次々と死んでいくのを見ては、あすは我が身という思いに駆られて死ぬことばかりを思い詰め、いつどんな方法で自殺するかを考え、それでもあと五年は生きられるだろうと、五年を一区切りにしてその後の歳月を生きてきました。
で、広島の竹下さんほかの残留放射性物質、いろんな核種検出されておりますけれども、たとえばセシウム137の検出の件について申しますと、三十年たった現在ですらそういう他地域よりも高濃度で残っているということはこういった放射性物質の長寿命を考えますと、いままでの被害について考えられました直接被爆以外にこういった間接被爆を非常に重視しなければならないということを物語っているのではないかと思うわけです。
特に広島では御承知のように二十九年前にアメリカの原子爆弾によりまして一瞬にして多数の死傷者が出ますと同時に、その後放射能障害は直接被爆者あるいは間接被爆者、さらに被爆二世、三世というふうに今日なお影響力が続いておるわけでございます。そういう意味で私は放射能問題について非常に関心を持っておるわけであります。