1981-10-27 第95回国会 参議院 商工委員会 第3号
それから間接夫になってくるでしょう。しかし、なべて言えば採炭夫の次は掘進夫なんです。掘進夫は、岩盤掘進その他ありますから、相当な重労働なんです。それがほとんど下請でやられておる、そして賃金はこれだけ違うと、そういうことになってきますと、だんだん会社は下請に逃げていくようになってくると思うのです、だんだん賃金の安い方に、コストが下がるように。
それから間接夫になってくるでしょう。しかし、なべて言えば採炭夫の次は掘進夫なんです。掘進夫は、岩盤掘進その他ありますから、相当な重労働なんです。それがほとんど下請でやられておる、そして賃金はこれだけ違うと、そういうことになってきますと、だんだん会社は下請に逃げていくようになってくると思うのです、だんだん賃金の安い方に、コストが下がるように。
つまり、出勤基準に満たないときということで、いろいろ以下七項目ぐらい上がっていると思うんですが、その出勤基準に満たないというところで、坑内直接夫の場合には六四%とか、それから坑内間接夫の場合には七五%とか、それからいろいろ基準があるわけなんですが、これらが今度の災害に遭ってさらに非常に厳しくなりまして、一つは基準出勤日に満たない場合には一カ月労働者の方が三千五百円支払えと、会社側に。
地域、特に北空知炭田の地域というのは地層の関係から申しますと大変複雑であり、しかも、この赤平の場合が最も複雑な条件の中にあるようでありますから、こういうことを考え合わせていきますと、機械化をある程度しなくてはならぬし、そのことによって生産コストを切り下げるなども考えてまいりますと、この傾斜の非常に強い欠口払いなどにおきましては、機械でなしに人の手による採掘が大変多く行われておる、あるいは直接夫よりも間接夫
以下、今度は間接夫、坑外夫というふうになりますと若干これは下がってまいりますけれども、これもしかしあまりひどいのではどうにもならないので、それぞれの地場賃金なりあるいは産業別賃金なりの一応の対応関係というものが出てまいると思います。
そこで具体的にその退職金のことでしょう、特別補給金と言っておりましたが、抗外夫あるいは抗内間接夫については、勤務期間でしょう、十五年というものを基準といたしまして、十五年以上は百五十日分だとか、あるいは十五年以下は百二十日分だとかという具体的なことを話しておりましたのですけれども、これが山田炭鉱について、局長さんでもけっこうです。その点ひとつよろしくお願いします。
間接夫につきましては、人手不足等の関係もありましてまだ若干の違反がございますのは遺憾でございますけれども、数年前と比較いたしますと、労働基準法違反は非常に目立って是正されたというふうに私どもは感じておる次第でございます。そのようなことで一般的には労働時間がやや長くなっておりますが、一方労働基準法違反につきましては厳格に監督をいたしまして是正してきたというのが最近までの姿でございます。
そうしてこの基本に立って政策が遂行されている限り、経営者は、何としてもよその山よりも能率を上げようとする、そうして人員に応じた切羽をつくって、石炭を出すことではなく、切羽をたくさんつくりますから、間接夫をどんどん直接夫に回しますので、非常に間接夫の手が不足しまして、三川のあの爆発した際にも、東洋一といわれるあの三川鉱の大斜坑の入口からわずかのところで爆発が起きている。
労働時間違反の問題につきましても、直接夫と間接夫があるわけでございますが、今日までの指導によりまして、かなり問題がありました会社におきましても相当改善されつつあります。
たとえば坑外夫というのをどしどしと坑内夫に入れていき、坑内夫の中の間接夫、仕繰り夫というものをどんどん第一線の採炭夫にしてしまう、掘りさえすればいいのだ、こういうようなこと。具体的には労働条件の切り下げというものが起こっております。あるいは経費の節減をやって、なるほど切り羽のほうではホーベルとかそういうものを採用して大型化しておりますけれども、設備全体の近代化がアンバランスを来たしておる。
坑外夫を坑内夫に、坑内では間接夫から直接夫へ、直接夫では仕繰りから採炭夫へと、一連の移動が保安を無視して一方的に行なわれ、出炭量と能率の向上にのみ集中したことを雄弁に物語っていると申さなければなりません。したがいまして、炭鉱の合理化が炭鉱災害の続発を生んだと申しても過言でなく、また、労働者を人間として否定し去り、トン当たり幾らと計算しているのだとさえ申すことができるのでございます。
特に人員配置の問題につきまして、災害により間接夫関係に被害が多かったことにもかんがみまして、その人員のバランスをとることに特に重点を置きました関係上、全面再開でなくて、その人員の均衡ある配置に見合った限度で生産を再開し、今後、人員補充が実現いたすにつれまして、逐次、次に移っていくというような趣旨をもちまして、三川坑を一月二十一日に部分的に、かつ段階的な再開を認めたのでございます。
まず第一に、人員の削減は坑外夫を坑内夫に、坑内では間接夫から直接夫へ、直接夫では仕繰りから採炭夫へと一連の移動が起こり、保安関係が手薄となったわけでございます。第二に、労働の強化が起こり、疲労の増加によって、注意力喚起にたよるべき保安の体制がくずれたと考えられるのであります。
この三川の第一斜坑の間接夫、これが大体保安関係の要員でございますが、それが常一番で二十七名、これは在籍でございます。それから三交代で全部で二十四名、だから一方八名でございます。そういう在籍になっておるのでございます。大体これだけの人間がほんとうにそこに充足されておるならば、あの第一斜坑の清掃はできるんじゃないかと思っております。
その現われが、いわゆる直接夫を非常に多くし、間接夫を減らし、出炭を極端に伸ばしてきた。三池炭鉱においても出炭は三倍の率を示しております。そういう結果がこの大きな災害を起こしたことになったのではないか。とすれば、合理化政策なるものは完全に失敗している。こう言わざるを得ないのでございます。その点いかがでしょうか。
ただ、大手筋の炭鉱の合理化の進捗状況と三池のそれと比べたときに、出炭のカーブの動きであるとか、あるいは合理化の進捗を裏づける人員構成比、坑内の人員の比較、坑内の直接、間接夫の人員比較等々いろいろな角度から見た場合に、三池で起きたことは、三池でこういう状態のもとで、こういう大きな事故が起きたということは、その他の大手の山においても、これは油断にならない、こういうことは当然出てくる結論であろうと考えるわけです
もしも保安要員というものを間接夫ということで考えますと、坑内で働かない、直接夫、間接夫と、こういうふうに分けまして、間接夫ということの中に、保安要員が入っている。そういうふうに考えますと、三十四年には千六百人おりました。三十八年は八百八十一人、三川坑全体でなっております。
その逆に間接夫は半分に減っている、こういう実態が今日の状態をもたらしたものだ。そうして合理化そのものがすでに破綻してきている。合理化政策が間違っておった、行き過ぎてしまった、その結果がこういう重大災害に発展した、かように思うのですが、その点について労働大臣並びに通産省関係の方の御意見を伺っておきます。
こういう血を流して働くようなところの賃金は下がって、そうしてボーナスは、いわゆる日雇い労働者よりも下のボーナス、そういうことで働かせて、それでも黒字にならないというところで、間接夫はどんどん減らす、出炭だけはどんどんさせる。それでもまだ百五十万トンの石炭が足らぬと今日いわれておるわけなんです。
私もすっ飛んで来たから数字は持ってきておりませんがね、それじゃ合理化前の採炭夫の——前にも質問があったと思うのですが、直接夫の数と合理化後の間接夫の数と比較して見たことありますか、比較して見たことが。今度事故の起こったところだって、半分ぐらいだったと思うのですよ。そういう実態から、こういう保安の問題から起こってくる。
坑内労働の労働時間につきましては、交代制が、この三川鉱におきましては間接夫を含めましたところの一番組の交代と、それから直接夫が中心になりますところの三交代制の組とに、この就労時間に差がございます。したがいまして、この交代時刻の状態は、その間接夫を中心とした組と、直接夫を中心とした組が入りまじるという状態にあるわけでございます。
極端に言えば、ばらばら混じっているために、そのどれが直接夫だか間接夫だかわからぬという面もあるわけです。あるいは、一番方は直轄でやっているが、二番方は組が入って採炭する。施設は全部会社のものです。二番方だけ譲渡するといっても、これはただし書き二項の脱法行為になるわけですね。こういう場合には、僕は明らかに現在の施行規則四条の面から見ても違反だと思うのですが、いかがでしょう。
ですから、この面がやはり間接夫が節約されたというところにきておる。また最近運賃だけでなくて、炭鉱の資材の値上げがあるのでしょう。石炭局長、どうですか。
それは間接夫が減っておるわけです。この間接夫が減ったということが上清炭鉱また大辻の災害を誘発しておる。それはたとえばコンプレッサーの番人がポンプを二カ所受け持ちを持っておる。それが一時間半もかからなければ巡回ができない。こういう状態です。
どうですか通産大臣、そこに石炭局の方々がたくさんおるわけですから、三年前の数字と今の数字を出して、まあ採炭をやったり直接切羽におるものは直接夫という、それから坑道の修理あるいは維持をやっているものは間接夫というのです。その数字を出してみなさい、一目瞭然です。とにかく石炭を掘る方に全力を注ぐ、そうして保安の場合には全然やらない。