2003-07-10 第156回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
しかし、将来何とかするのは、いわゆる環境保全補償、環境保全対策といった名目で、私は、ことしの四月から稼働している能代のバイオマス発電、ああいったものを国家的事業として展開していく、間伐林の伐採等々と考えているのと、それともう一つは、この農水委員会でも外務副大臣を呼んでやったんですが、ODA予算で間伐材を直接出すということは可能である。
しかし、将来何とかするのは、いわゆる環境保全補償、環境保全対策といった名目で、私は、ことしの四月から稼働している能代のバイオマス発電、ああいったものを国家的事業として展開していく、間伐林の伐採等々と考えているのと、それともう一つは、この農水委員会でも外務副大臣を呼んでやったんですが、ODA予算で間伐材を直接出すということは可能である。
○岩佐恵美君 総務省の評価、勧告は、間伐すべき林齢から五年たった森林は所有者の意向にかかわらず要間伐林に指定をして、間伐が行われなければ法的措置というか厳しい措置を講ずべきだという立場を取っているわけですね。 それで、私、先般、秋田杉の産地であります秋田県南部の雄勝広域森林組合の関係者の方々に話を伺ってまいりました。
○岩佐恵美君 つまり、総務省の評価では、間伐実施対象について、森林所有者が間伐を実施する意向がある森林や公有林など間伐しやすいところだけを要間伐林に指定している事例があるとか、あるいは緊急間伐五か年対策の実施においても要間伐林の間伐が進んでいないというふうに指摘をして、要間伐林の指定をやりやすいところばかり指定しないで要間伐林の間伐を優先するよう勧告をしているということなわけですね。
ところが、要間伐林分、毎年毎年四十万ヘクタール以上やらなくちゃいけないんだけれども、二十万ヘクタールぐらいしかやれない。やっても木を林外に持ち出すこともできないということで、ほったらかしている。それが災害のもとになっています。日本の山に針葉樹を植えたということは大変なことなんですけれども、間伐を条件として植えているんですね。これにどのくらいの人間が必要かというと、約二万人。
ですから、幾らここで、一千万ヘクタールの間伐が大変おくれている、緊急の百九十万ヘクタールの要間伐林もそれこそ口をあけて早くやってもらいたいと待っていると大臣が一生懸命お述べになっても、実態は一つも伴っていない。そういう状態だから大臣が心配されてこういうキャンペーンを張られたとすれば、一つの効果としてはあるかもしれませんが、山の実態は日本列島をもう少し細かに精査をしてみる必要がある。
○菅野久光君 時間がございませんので、具体的な問題を一つだけ聞いておきたいと思いますが、緊急初回要間伐林百九十万ヘクタールですね、これに対して国費が四百七十億ですが、これを五カ年で果たしてこのとおり完了する見通しがあるのかどうか。一部マスコミ報道では、六十五万ヘクタール相当促進ということなども報じられておりますけれども、その真偽のほどはどうなのか、お伺いしておきたい。
それでも必要なだけの間伐にはほど遠く、要間伐林の五〇ないし六〇%にすぎないわけであります。その上、除間伐材の大半は山に放置されたまま利用されておりません。経済的にも公益的にも、健全な森林づくりのために保育、除間伐を推進しなければならないことは申し上げるまでもございませんが、そのために次に生産基盤の整備と拡充についてその必要が迫られております。
そういう中で、どうしても緊急にここ五年くらいの間に間伐をしなければならないと考えられます要間伐林分は百九十万ヘクタールでございます。したがいまして、五で割りますと約四十万ヘクタール、とまではなりませんけれども、そのくらいでございますが、最近、間伐の実施面積もだんだんと向上いたしてまいっておりまして、約二十五万ヘクタールぐらいはできるようになってまいりました。
○田中(恒)政府委員 現在七割程度の実行率と申し上げましたけれども、現在の造林地の齢級配置から考えますと、大体次から次に要間伐林分が出てまいりますので、百数十万ヘクタールの要間伐林分というのはよほど集中的な手を講じなければ一挙の解決ということはないかと思いますが、いろいろ基盤整備の公共事業等によります林道の整備、それから間伐関係の促進事業、そういうのを総合的に配慮をいたしまして、極力これを短く、早急
私は大臣のところにお願いに行ったときにも、せめて二十二、三億積み増しして、十年かかるところを五、六年で百九十万ヘクタールの緊急間伐林をまず整理しようじゃないですか。その後にまだ二百七十万ヘクタールくらいの間伐林がどんどん後ろから追っかけてきているわけでありますから、これは一日も休むことはできないわけであります。これはぜひ補正を組んでも間伐の促進をやってもらいたいと私は思っているのであります。
その七百万ヘクタールの間伐林分を適正に間伐し、間伐材を有効に利用すればそれが住宅建築材にもなり、また間伐後の林分は将来国産材時代を実現することの出来る優良な林分に育っていくことは明確であります。 林業は長期な産業でありますが、長期であればあるほど慎重にめん密にその計画を立て、その実行をしなければなりません。
○串原委員 理想的な間伐林というのは大体年間四十万ヘクタールくらいずつやっていけるようになれば好ましいと、先ほど面積的な御答弁をいただきました。そこで、五十六年度の場合は若干ふえてきて二十三万ヘクタールくらい間伐をされたように思う。だから、理想的には四十万へクタールであるので、この法改正によりましてぜひともそれを達成していきたいんだ。
一方、わが国の森林資源は、戦後の積極的な造林推進により約一千万へクタールに及ぶ人工林が造成されており、いまやその半数が要間伐林齢に達するとともに、近い将来主伐期を迎え、国産材時代の到来が予測されています。
ただいま間伐の重要性の認識についてどうかというお話でございますが、いま先生の御指摘がございましたように、日本の森林面積二千五百万ヘクタールのうち、現在約一千万ヘクタール近い人工林ができておるかと思いますが、そのうち二十年生以下の林分が約七〇%でございまして、ただいま鹿児島県の世論調査の例をお引きになりましたが、間伐林分がどの程度あるか、七六%というお話でございますが、まさに全国的な傾向と軌を一にしておると
なお、四〇%程度というものは残るわけでございますが、これはこのように需要なりあるいはその生産のための林道等がつくことによります所有者の熱意といいましょうか、そういうものが次第に出てくると同時に、ほかの資本等による投入というようなこと等も期待してあとの四〇%程度を期待するというようなことでございまして、それにいたしましても、資金の造成量との関係、あるいは先ほど来申し上げておりますように、間伐林の流通加工
○片山正英君 それから、間伐林の販売の問題です。結局新しい材ですから、使いなれない材が多くなるということでもありますから、この販路の拡張、あるいはどういうものに使ったらいいかという研究、こういうものは、私は国自身がもう少し、これは国有林も同じことでございますが、国自身がもう少し積極的にこれを研究していただきたいと思います。
○瀬野委員 現在、参考人もおっしゃっているように、要間伐林分面積は約百六十万ヘクタールを数えております。今後十年間にさらに約二百二十万ヘクタール、計三百八十万ヘクタールが想定されますわけですが、このような増加が見込まれている間伐に対して、間伐の実施状況を見ますと、約二割弱というきわめて低い水準に推移しております。これでは今後の森林の健全なる増進ということはこれは大変問題であります。
○植田参考人 将来の間伐林分の問題でございますけれども、全森連としてはいまのところ、将来これが非常にふえる可能性を見越しまして、労務の作業班の体制をいまから十分整備していかなければならぬ、こういう行き方で考えておるようなわけであります。作業班ががたがたするようでは、いかに間伐林分が多く出てみたところでだれもやる者はない。個人がやるということにはなかなかいかないと私は思っております。
○政府委員(福田省一君) 営林署のほうで労働組合の分会が以前から間伐林分を調査している模様だということを営林署長も承知しておったようでございます。 そこで、その裏づけ資料をとるために、営林署のほうで念のために担当区主任に命じまして調査した報告がございます。先ほど来先生御指摘ございましたように、払い刻印の問題あるいは山刻印の問題を通じまして、誤伐ないしは盗伐のおそれが十分あるわけでございます。
けれども、間伐でも、先ほど申し上げたように、若いときにやる間伐と、相当の樹齢に達してからやる間伐とございまして、若いときにやった間伐林というのは売れません。それからある程度の利用期に達しますというと、その間伐材は売れるわけでございます。
そこで今お話しのように、間伐の時期になるというと、そこで収穫伐採が始まるのだということになるから、これは新しい大きな仕事がその段階では出てくる、こういうふうに思うのですが、そういった場合に、一体間伐林分の選定とか、間伐木の指定だとかいうふうな仕事は、これは公団がやるのですか。