1978-06-23 第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
また、一般被害につきましては、死者、行方不明者二十三名、負傷者九百四十六名を数えており、住宅被害では全壊三百三十戸、半壊二百九十五尺一部破損三万四千戸、非住家被害八千百四十戸となっており、おびただしい数の建物損壊とともに、住宅付帯施設であるブロックべい、門柱等の倒壊が多くの人命損傷をもたらしたことが特徴でもありました。
また、一般被害につきましては、死者、行方不明者二十三名、負傷者九百四十六名を数えており、住宅被害では全壊三百三十戸、半壊二百九十五尺一部破損三万四千戸、非住家被害八千百四十戸となっており、おびただしい数の建物損壊とともに、住宅付帯施設であるブロックべい、門柱等の倒壊が多くの人命損傷をもたらしたことが特徴でもありました。
今回の地震による死亡者、行方不明者は仙台市を初めとして震源地に最も近い宮城県内の市町村に集中しており、そのほとんどが倒壊したブロックベい、門柱等の下敷きとなり亡くなられたのであります。年齢別構成を見ますと、その大半が状況を的確に判断することに欠ける老齢者並びに幼児でありまして、全く痛ましい限りであります。
私、建物の構造とか耐震性、特に非常にむずかしい超高層ビルの耐震性等につきましては非常な研究が進んでおる、対策も非常に厳重に行われておるのでありますが、こういうブロックべいとか門柱等についてはどうも注意を怠っておるのではないか、こういうふうに考えます。そういう意味で今度の災害は建設行政の盲点を、死角をついてきておる、こういう感じがいたします。