そのときに上原さんが申されたことは、門司代議士、鶴見の潮田におられる代議士が社会党におられますから、その人が上杉さんの身柄を引受けておるらしい。そうしてその人が上杉さんをどうしても片山事務所へひつぱつてきて、そこで査問会みたいなことをやる、これは先ほど私が申した通りです。
二十一日午後三時ごろ片山事務所へ上杉の身柄を連れてくるということは、これは門司代議士、あの方にお願いしてありましたから、門司代議士からそういうお話があつたのであります。的確なものではなかつたのでございます。しかし門司代議士はそう言われた。そこでさつそく手紙では間に合いませんから、こういう電報を打つた、ところが上杉がおらぬということがわかつたので、会合ができない。