1980-04-09 第91回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
その一つは、同僚の伊藤委員に対する答弁でありますけれども、「今回の利上げも、先ほど来申し上げましたように、長期資金需給のバランスが崩れた、あるいはまた先行き大量国債の発行という圧迫要因というようなものがございますので、こういう市場で円滑に消化されるかどうかということ、あるいは、それが過度の財政負担を招くか招かないかという観点から見ましても、市場実勢尊重の国債発行というものは、」ここからが肝心なんですが
その一つは、同僚の伊藤委員に対する答弁でありますけれども、「今回の利上げも、先ほど来申し上げましたように、長期資金需給のバランスが崩れた、あるいはまた先行き大量国債の発行という圧迫要因というようなものがございますので、こういう市場で円滑に消化されるかどうかということ、あるいは、それが過度の財政負担を招くか招かないかという観点から見ましても、市場実勢尊重の国債発行というものは、」ここからが肝心なんですが
政府関係金融機関の基準金利も、現状そのものから見ますとなかなかそういった八・二以上のものに持っていくというような長期資金需給の実勢にないというふうに私どもは見ておりますので、もちろん短期の公定歩合が上がりまして、第三次公定歩合の引き上げが次第に長期貸出金市場の需給の実勢にも影響してまいるかと思いますが、そういったことも含めまして、いましばらく資金需給全体を見てから長期金利を含めた金利体系全体を改定するかどうかを
金利の底打ち感がそこに出てきたということと、あわせて、五十四年度予算が編成されまして、五十四年度においても十五兆を超える国債の発行が予定されるというようなことが周知されますと、やはり金利の底打ち感で長いものをいやがる心理、しかもそこに大量の国債が引き続いて発行されるということで、長期資金需給のバランスが崩れてまいりまして、一月以降個人消化というもの、いわゆる証券会社が販売いたします消化につきましては
これらを総合勘案いたしますと、金利の底打ち感、それから長期大量国債の発行の、言葉は適当でないかもしれませんが、重圧感と申しますかそういうものから、長期資金需給のバランスが崩れたことは事実でございまして、その崩れた限りにおいてはそれは実勢だろうと思います。しかし、それを数値でとった場合に、それが〇・四%であるのかというのは非常に判定のしにくい問題でございます。
そういう意味での長期資金需給のアンバランスというものが基本的な原因であろうと思います。そういう意味では、実勢というものがある程度乖離をしたということはやむを得ませんし、市場の実勢のある部分というのは、まさに実勢であったろうと思います。 しかしながらこの二月に入りまして、六・一%クーポンの国債を中心といたしまして、市場の流通価格が急速にまた下落してまいりました。
大まかに申しますと、けさほども御説明申し上げましたとおりに、ある程度長期資金需給のバランス、金利の底打ち感というもので何らかそこに実勢的に金利が上がるあるいは上がってしまったという要因があるけれども、それにさらに加速して余分なもの、すなわち金利の先高感というものが付加されておる。
今回の利上げも、先ほど来申し上げましたように、長期資金需給のバランスが崩れた、あるいはまた先行き大量国債の発行という圧迫要因というようなものがございますので、こういう市場で円滑に消化されるかどうかということ、あるいは、それが過度の財政負担を招くか招かないかという観点から見ましても、市場実勢尊重の国債発行というものは、今後おのずから国債発行の歯どめとして作用してまいるということになろうと思います。
こういうことも勘案いたしまして、理論的にはそういうふうな面もながめましたが、主として私どもが実勢〇・八ないし〇・九開いておるにもかかわらず、〇・四%の引き上げにとどめましたのは、実勢、いわゆる金利底打ち感あるいは長期資金需給のアンバランスからくる実勢というものは〇・四程度であり、残りの分は先ほど申し上げましたように、二月の中旬以降急速に起こってきた先高金利期待感であろうというふうに分析をしたわけでございます
長期金利の方は、これまた長期資金需給の関係ないしは金融機関のコストいかんという問題になるわけでございますが、だんだんに追随をされてきておるというのが過去における実例でございまして、今度の場合はまだ長期までは及んでおりますまいが、比較的追随のスピードが速いような感じで、四月、五月と、いままでの例になく早く引き下げが行われておるような状態でございまして、こういう非常にむずかしい経済の難局に処しまして、金融機関