1980-04-04 第91回国会 参議院 本会議 第9号
今後わが国が高齢化社会に突入していく上でぜひとも必要な将来展望を持った長期社会保障計画の策定等は何ら着手されておりません。わが党はこうした福祉切り捨て策に強く反対するものであります。 反対理由の第三は、財政再建に関してであります。
今後わが国が高齢化社会に突入していく上でぜひとも必要な将来展望を持った長期社会保障計画の策定等は何ら着手されておりません。わが党はこうした福祉切り捨て策に強く反対するものであります。 反対理由の第三は、財政再建に関してであります。
○安恒良一君 いま大臣に御質問しましたが、どの大臣もまだ長期社会保障計画と社会保障の基準、水準については検討中と。しかし、それではやっぱりいけないのじゃないか。低経済成長に入っていまやわが国が大きく曲がり角に来ているときに、このことを速やかに明確にすることが一番必要だ。
私は長期社会保障計画を持つ必要があると思うが検討したのかどうかということ、これは大体お答えになったのですが、それと同時に、社会保障の基準、水準といいますか、ナショナルミニマムというものをやっぱり国民に明示しなければいけないじゃないか、でないと国民は安心しないじゃないか、このことについてはどの大臣も触れられませんでした。
何度か会合をやりまして、それで先生がいまおっしゃったようなことは当然長期社会保障計画のそれはもう一番重要な部分として当然これは取り上げられていかなきゃならないということで、何回か会合を重ねてことしの暮れのころまでには結論を出す、こういうことで目下鋭意詰めておるところでございます。
もう何万円年金といった政府のお題目では、国民は幻想としてしか受け取らないのでありまして、何よりも優先した政策として、次の内容を盛った国民福祉の指標を定めた長期社会保障計画を確立することを強く要求するものであります。(拍手) その一は、総理の言うように、老人が安心して老後を送ることのできるような社会を実現するために、生活できる年金支給を目ざし、賃金動向に比例して最低六割水準を確保することです。
あの半分しかGNPは伸びなくても、長期社会保障計画だけはこれは自民党内閣はどうしてもやっていかなければいかぬ。ですからあの中で不動なものは、社会福祉の長期計画、これはもう実現をしないわけにはいかぬのです。情勢が変わりましたから低くしますなんというわけにはいきません。これはもうやらなければいかぬ。他の問題に対してはやはり洗い直す、勉強し直す、見直すということは当然やってしかるべしである。
蓄積のある先進工業国と蓄積のない日本ですから、もう完全に社会保障制度は完備してしまったという国と、これから長期社会保障計画でもって六十年までにはこの水準まで上げよう、しかも、それは、租税負担率を上げてスウェーデンのように五七・六%まで税金を払うというなら別です。イギリスのように四六・三%まで払うというなら別なんです。フランスのように四七・一%まで払うというなら別なんです。そうじゃないでしょう。
その計画に基づきまして、厚生省におきましては、五カ年間の長期社会保障計画をつくる。その計画の内容は、一番大きな問題は、何といっても年金問題でございましょう。
医療供給体制につきましては、先ほど総理からも御答弁がございましたが、医師あるいはまた看護婦、助産婦、こういう方々の養成計画を立てる、そのほか僻地医療の問題、救急医療の問題、各般にわたる問題でございますが、医療供給体制の確立は、医療問題のうちの最重点でございまして、先ほども総理からお話のありましたように、経済社会基本計画に基づく長期社会保障計画の中核として、真剣にこの問題を立案し、実行に移すように努力
もし政府がほんとうに社会保障の前進を考えるならば、第四次防衛計画に血道を上げる前に、まず体系化され、斉合性を持った長期社会保障計画を樹立すべきではないでしょうか。
社会保障につきましては、これからのわが国の経済社会の発展に即応した姿勢をとりながら、長期的な構想を持って、社会保障につきましての長期社会保障計画といったようなものを充実しながらその線に沿ってやっていくようにということを計画は考えておりまして、各部門別にどのようなテンポでどういうふうに充実いたしていくかということにつきましては、各それぞれの担当の所管のところで計画を練って充実されていくものというふうになっておるわけでございます
そこで、今後の長期社会保障計画におきましては、そういう所得保障の充実、児童手当は、昭和四十三年を目途にただいま準備を進めておるわけでございます。また、厚生年金や国民年金につきましても、昨年及び今年の国会で御承認を得まして充実をはかったわけでありますが、今後福祉年金その他の面でさらに一そうの年金制度の充実をはかりたい。
したがいまして、今度の新しい経済計画に見合ったところの長期社会保障計画は、昭和四十三年におきましてこの中期経済計画の七%を上回る線で、それを基調として今後の社会保障計画を策定したい、こういう意味でございます。
○国務大臣(鈴木善幸君) 私は、欧米先進国が、先ほど来藤田さんからもお話がありましたように、大体一〇数%以上、西独等におきましても一七%程度ではないか、こう私記憶いたしておるのでありますが、したがいまして、わが国の今後立てます第一次の長期社会保障計画、これは五年程度を一応考えておるわけでありますが、一〇%を下回らない線で策定をいたしたい、かように考えておる次第であります。
、新たに新しい長期の経済計画を政府では策定をする、こういうことに相なっておるのでありますが、この新しい長期の経済計画を策定をいたします際におきまして、振替所得はどの程度にするかということにつきまして、先般も藤山経済企画庁長官等と協議をいたしまして、中期経済計画の目標を上回る線で、長期経済計画に見合ったところの長期の社会保障計画を樹立する、こういう基本的な方針でただいま厚生省におきましてもこの長期社会保障計画
先般、衆議院の社会労働委員会におきまして、藤山経済企画庁長官も、私のこの構想に全面的な賛同をされまして、経済企画庁においてもこの長期経済計画の策定の際においては十分中期経済計画に上回るところの振りかえ所得を長期社会保障計画としてこれを認めていきたい、こういうことを言明いたしておるのでありまして、私は、政府全体としてそういう方向で努力をいたしたい、このように考えておるのであります。
したがいまして、中期経済計画が経済行政の大きな変動で破棄せられまして、新たに新しい長期経済計画を政府では立てるということに方針を決定をいたしておりますので、私は、この新しい長期経済計画を策定いたします場合には、長期のこれに見合った社会保障計画を策定をしたい、こういうことで、事務当局に命じまして、いまその長期社会保障計画をいろいろ立案を進めておるのであります。
しかし、それが先ほど申し上げましたように、年金部門、あるいは児童手当の部門、そういう面で立ちおくれておるのでありまして、これが昨年の国会に御承認を得た厚生年金、また、この国会で御審議をお願いいたしますところの国民年金の夫婦二万円年金、こういうものが軌道に乗ってまいり、さらに、また、児童手当が実施されるということになりますれば、これは今度の新しい経済計画に見合った長期社会保障計画の重要な部門になるわけでございますが
そういうことを私ども骨格といたしながら、長期経済計画に見合ったところの長期社会保障計画というものを樹立してまいりたいと考えております。
長期計画の一環として長期社会保障計画が不可欠であるということは申し上げるまでもないのでありますが、政府がさきに策定いたしました長期計画は、経済の安定をはかりつつ民生の安定向上を期することをその主要目的としているのであります。従って、同計画の中におきましても、社会保障制度の拡充、すなわち生活保護制度の充実、医療皆保険の達成、国民年金制度の早期実現等をはかることが考えられるのであります。