2011-05-18 第177回国会 参議院 災害対策特別委員会 第7号
これらの皆さんの長期的入院が必要であるとか、あるいは引取り手がいないという中で、やっぱりこれらの皆さんをしっかりと受け入れるための入院ベッドの確保というのが極めて重要なんです。ところが、御案内のとおり、ベッドの確保ということについてはそれぞれのしっかりとした基準がありますから、なかなか簡単に増やせない。
これらの皆さんの長期的入院が必要であるとか、あるいは引取り手がいないという中で、やっぱりこれらの皆さんをしっかりと受け入れるための入院ベッドの確保というのが極めて重要なんです。ところが、御案内のとおり、ベッドの確保ということについてはそれぞれのしっかりとした基準がありますから、なかなか簡単に増やせない。
つまり、療養病床というのは、急性期ではなくて、ある程度、慢性期に入った長期的入院の方々に設けられた病床をそのまま削減する。ただ、削減した後は介護保険施設に移るということなんですが、その受け入れ側の介護保険施設のベッドが、余り、どういう状況なのか整備されていないまま削るということで、これは大変な社会問題になって、これを我々は凍結しようというふうに考えているところでございます。
ただ、池田参考人の数字は、この介護保険制度を創設した制度的な効果のほかに社会的入院、介護保険制度を創設しないで現行制度のままでいった場合、介護を主たる理由とする長期的入院、いわゆる社会的入院、この費用が介護費用の中に含まれるわけでありますが、この部分も含めて推計をした数字が大体五千億円ということでございます。