1986-03-29 第104回国会 参議院 予算委員会 第17号
五十九年現在で二十二兆円の長期債務残が決算上出ておりますと、こういうこと。そういたしますと、それの元利利払いだけで実は気の遠くなるような金が出てまいる。利子だけで七分に計算いたしましても一兆五千というのがすぐこれは出てくるわけであります。一兆五千の金利負担を負いづつ企業というものが公企体といえどもいくのであろうか。
五十九年現在で二十二兆円の長期債務残が決算上出ておりますと、こういうこと。そういたしますと、それの元利利払いだけで実は気の遠くなるような金が出てまいる。利子だけで七分に計算いたしましても一兆五千というのがすぐこれは出てくるわけであります。一兆五千の金利負担を負いづつ企業というものが公企体といえどもいくのであろうか。
その中に、第二臨調にしろ、何が原因で国鉄の長期債務残嵩がこんなになったのかということを故意にか不用意にか少しも明示していない。 ただひたすら「国鉄を解体せよ」と叫んでいる。国鉄に関する臨調答申についてはむしろこういうべきなのかもしれない。まず「国鉄解体願望」があって、それに解体の理由付けの作文を乗せただけだ、と。臨調答申は、「経営の改善をはかれ、しかる後に分割・民営化の道を辿れ」といっている。
まだ正確な数字は出ておりませんが、五十七年度末で十八兆四千億円の長期債務残になる見込みでございます。この内訳は、棚上げしていただいておりますものが五兆三千億ございます。そのほかが十三兆八百億ございます。 それから二番目の御質問でございますが、平均の利子率は七・三四%でございます。いま申しました、棚上げしていただいております分の五兆三千億の利子は六・五〇%でございます。
ところが、この設備投資ははとんど借入金によって賄われているため、五十四年度の長期債務残は十兆一千六百四十一億円に達し、その支払い利息は五十五年度で八千三百六十六億円の巨額に達しております。なお、このままでは、さらに昭和六十年度における長期債務は二十兆円を超えることが予想され、その支払い利息だけでも一兆数千億円もしくは二兆円に近いものが予測されるわけであります。