2002-11-21 第155回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
長崎干拓事業として計画をされていたそうです。しかし、漁業補償交渉が難航したほか、昭和四十四年からは開田抑制政策が始まり、長崎干拓事業は事業計画決定までには至らないで、昭和四十五年には新たに畑地の造成と水源開発が主なる目的となりました。
長崎干拓事業として計画をされていたそうです。しかし、漁業補償交渉が難航したほか、昭和四十四年からは開田抑制政策が始まり、長崎干拓事業は事業計画決定までには至らないで、昭和四十五年には新たに畑地の造成と水源開発が主なる目的となりました。
○和田ひろ子君 長崎干拓事業計画や長崎南部地域総合開発計画は、漁業補償交渉がうまくいかなかったり関係三県の漁連が漁場の保護などを主張したことなどから断念をされておりました。 それでは、昭和六十一年に諫早湾の干拓事業計画を決定するに際しまして、環境影響調査などに基づいて漁民にはどのように説得、説明をされたか、教えていただきたいと思います。
○政府参考人(太田信介君) 諫早湾におけます干拓構想といたしましては、昭和二十八年度に調査に着手いたしましたが事業着手に至らなかった国営長崎干拓計画、昭和四十五年度に調査着手いたしましたが打切りとなった長崎南部地域総合開発計画がございます。そして、昭和六十一年度に現在進めております諫早湾干拓事業に着手したものでございます。
そして、昭和三十年代の国営長崎干拓計画、昭和四十年代の長崎南部地域総合開発計画を経まして、事業規模を構想当初の三分の一に縮小いたしまして、関係漁民の苦渋の選択と御理解を得まして、防災機能の強化と優良農地の造成を目的とした国営諫早湾干拓事業として、ようやく昭和六十一年に着工したような状況でございます。
まず、諫早湾におきます干拓構想でございますが、昭和二十八年度に調査に着手いたしました国営長崎干拓計画が端緒でございます。その後、昭和四十五年度に調査に着手いたしました長崎南部地域総合開発計画を経まして、事業規模を大幅に縮小し、昭和六十一年度に諫早湾干拓事業として事業着手に至ったものでございます。
○政府委員(田中健次君) 干拓そのものは私どもの所管外でございますけれども、私どもが聞き及んでおるところによりますと、本事業は、昭和二十八年、優良農地の創設等を目的とする国営長崎干拓事業として調査及び全体実施設計がなされ、昭和四十年には事業が着手されたが、昭和四十四年、漁業補償の不調及び開田抑制により事業は打ち切られた、こういうふうに承知をしております。
次に、この干拓の目的も、当初は何か大変な長崎大干拓構想であったり、国営長崎干拓事業であたり、あるいは防災であったり、水害であったり、いろいろとこの目的も周りの状況も変化をしております。この事情変更の場合ということを環境庁はどう考えていらっしゃいますか。
諌早湾の干拓事業は、昭和二十七年の食糧増産のための長崎大干拓構想に端を発して、二十八年から長崎干拓事業として調査が開始されております。その後、紆余曲折を経て、三分の一に縮小されてこの事業が昭和六十一年に始まり、平成十二年の完成を目途としている。この経過に間違いありませんね。
そういう中でいろいろな紆余曲折がございまして、この事業を、最初は長崎干拓事業として、その後は水資源を中心とした長崎南部総合開発事業として、その後は防災事業として変遷しながら今日に参りました。その間に、やはりこれはやらねばならないということで、最終的には、六十一年から環境影響評価調査もやりまして、そして着工したわけでございます。
大河原国務大臣 干拓完了後の入植農家の営農形態、これにつきましては十分、今も委員のお話のように、あらゆる営農類型によっても違いますけれども、それぞれの条件によって必要な安定的、効率的な経営が持続できるような類型を作成して、それによる農地の価格その他についてもレビューをしっかりいたしましてスタートができる、そういうような取り扱いをすべきであるというふうに思っておりまして、率直に申し上げますと、私もまだ長崎干拓
次に、予算の計上、また予算執行の面について何としても不可解なことは、具体的なこととして申し上げなければわかりませんが、例えば諌早湾防災総合干拓事業、これは昭和二十八年から国営長崎干拓事業ということで始まった、二十八年から四十四年まで。当時大蔵大臣は水田さんだった。三年間も予算計上しながら事業の執行ができない。四年目の予算を計上するなんてことはおかしいからこれは打ち切りなさい。
あと、大きな事業といたしまして、長崎干拓という問題がございますが、これはちょっとただいま補償問題等でいろいろ協議を重ねておるわけでございます。遠い将来の話といたしましては、もちろんわれわれ念頭には置いておる地区でございます。
あと国営干拓で続々五カ所ほど干陸をしてくるわけですが、そういうものについて、あるいは五十二年度から始まる予定になっておる長崎干拓等についてはこれからの問題であるというお話でありましたが、いまお話を聞いておりました限りにおいて、そういう事業を進めるについての人員の確保については一体どうなのか、公団側の人員の確保についてはどうかということが一つ。
長崎南部地域総合開発計画というものは、御承知のように、当初長崎干拓としてスタートして、干拓を主たる目的とした事業であったわけでございますけれども、ただいまお話のありましたような漁業交渉の難航その他がございまして、遅延いたしまして、その後、ちょうど米の生産過剰というような背景がございましたものですから、開田を主たる目的とした干拓事業はいかがなものかということで、干拓を含めた、多良岳、島原半島を中心といたしました
○下河辺政府委員 いま長崎県の例が示されましたが、長崎県におきましては、私どもも離島を担当させていただきまして、離島で水にはだいぶ苦労しておりますので、知っておるつもりでありますが、長崎市の水道事業につきましても、非常な苦労が要りまして、大村湾に淡水湖をつくろうという計画をしたこともございましたし、最近では長崎干拓から用水供給をしてはどうかということもございますし、いま御指摘いただきましたように、海水
○三善政府委員 長崎干拓のあすこの問題は、一つは、漁業補償の問題がまだひっかかっているわけでございます。漁業補償が済みませんことには何とも私どもしようがないということで、いま現実には知事と農政局——熊本にございます九州農政局が十分相談をしまして、漁業者に当たっている段階でございます。
私どもが聞いておりますところは、有明海の長崎干拓をやろうということでいま計画してやっているわけでございますが、そういう今後大きな問題もあるので、ぜひあすこは残してくれないかというようなことは聞いておりますが、基本的には、この支場を機構改革との関連においてどういうふうにするのか、それは私、ちょっとわかりませんので、技術会議のほうで検討していると思いますので、そちらのほうに相談してひとつあとから返事させていただきたいと
○小宮委員 この点は、これはもう佐賀支場の場合は、九州全域を担当してやっておるわけですから、今後の長崎干拓の問題もあるし、そのほかにもいろいろ九州全体の中でこの佐賀支場が果たしておる役割りは非常に大きいわけですから、これは長崎県とか佐賀県とかいうことじゃなく、九州全域の問題ですから、そういった意味で、特に技術会議等で、この問題については存続をぜひ強く要請してもらいたいというふうに考えます。
○小宮委員 この関係漁民の中では、初め長崎干拓の場合は、いわゆる米を中心にしてつくろうということで計画されたわけですね。したがって、現状ではその目的が変わってきた。結局多目的に変わってきたということで、当初の申請を白紙撤回すべきじゃないのかというような意見も漁業団体の中では相当出されておるのです。
○中村(重)委員 大臣が、私が一つ長崎干拓の問題をあげましたところ、非常に詳しいので、経済企画庁長官としての大臣がそれに関心を持っておった。ある意味においては、経企庁が総合調整という観点からやはり一つの関心を持って、それらの点に対して一つの考え方を持っておったとするならば、私はもう大いにこれを歓迎し、評価したいと思うのです。
長崎に長崎干拓という計画があるわけです。これはもう五年越しですが、これは予算を三年間もつけて実は実施できないということ。そこだけを見ますと、一面から干拓だけを見ると、確かに干拓としては適地である。しかし、一方ノリなどはそこは非常に盛んなところでして、そうした貴重な水産たん白資源というものを喪失をするということはたいへんなマイナスになる。プラス、マイナスという点からいくと一つの問題点がある。
これにはまたこれで、農林省の立場からするといろいろの言い分もあるわけでありますけれども、あるいはまた、いま御指摘の長崎干拓のような問題についても、本来水がもう非常に不足している、そういうようなところに干拓をして水田をつくって、今後どういうふうに水を補給するのか、いろいろ問題もありましょう。
○中野政府委員 先生御地元の長崎干拓でございますが、予算的には昭和四十年度に着工するということになったわけでございます。ただあのころからノリが非常にブームと申しましょうか、生産が非常に上がってまいりました関係で、専業のノリ漁家の反対が非常に強い、そのためにここ数年ずっと事実上工事できないできております。
それでいいんだろうと思うんですが、長崎干拓の用水計画がそういうふうになっている。何川からか引くということになっているということですが、有明干拓の用排水計画について、今後地盤沈下対策として一体どのように政府としては、視察団の意見もございますが、対処せられるのか。
○田口長治郎君 長崎干拓は諫早で大きな災害を起こしました本明川という中河川程度のものがありまして、これが相当水量があるわけですけれども、いま海に流れっぱなしという状態なんです。その水を干拓地の周囲に二千五百町歩ぐらいの湛水池といたしまして、その湛水池から圃場に水を引く、こういう構造になっております。
○北村暢君 御報告がありました中で、私ちょっと一つだけ尋ねておきたいと思いますが、有明干拓の地盤沈下の問題で、報告と同時に用排水の整備の問題について視察団の意見が述べられておりますが、この有明干拓の現状と、さらに長崎干拓、大規模な干拓が行なわれていると思いますが、長崎干拓の用水というのは一体どういうような設計になっているのか、有明干拓と同様に、ため池その他で地下水にたよるというようなことになっているのかどうなのか
〇号) 農業振興地域の整備に関する法律案の成立促進 に関する陳情書 (第一四六号) 農業改良普及事業の整備拡充に関する陳情書 (第一四七号) 薪炭雑木林の樹種転換補助に関する陳情書 (第一四八号) 緑化事業推進に関する陳情書 (第一四九号) 屋久島原始林の保護に関する陳情書 (第一五〇号) 国有林野事業に従事する日給制職員の処遇改善 に関する陳情書(第 一五一号) 長崎干拓事業促進
陳情書 (第四五号) ノリの白ぐされ病害対策に関する陳情書 (第四六号) 林業種苗法の改正促進に関する陳情書 (第四七号) 農業改良普及事業費補助金の廃止反対に関する 陳情書 ( 第四八号) 林業改良普及員設置補助金制度の確保に関する 陳情書 (第四九号) 農林年金制度の改善に関する陳情書 (第 五〇号) 農業基盤整備事業促進に関する陳情書外一件 (第五一号) 長崎干拓事業促進
大塚 孝良君 ————————————— 本日の会議に付した案件 ○農林水産政策に関する調査 (たばこ作付問題に関する件) (洞爺湖の水質汚濁等に関する件) (土地改良長期計画等に関する件) (予算編成上の重点項目に関する件) (食肉問題に関する件) (乳価問題に関する件) (酒造米の価格に関する件) (ノリ問題に関する件) (密漁問題に関する件) (長崎干拓事業
○説明員(中野和仁君) 長崎干拓事業につきましては、御承知のように昭和四十年度から着工いたしまして現在に至っておるわけでございますが、着工の態勢をとりましたわけでございますが、いろいろないきさつがございまして、まだ漁業補償等の問題が残っております。したがいまして、具体的に工事には着工していない状況でございます。
私のところで、いま長崎県で長崎干拓というのをやっているのだが、有明海というのは非常に優秀な漁場でしょう。それも産卵地帯であるということで、浅海漁業というのは非常に重要なんですね。そこでノリの養殖漁業なんかやっているんだけれども、年間三百万くらいの収入をあげている。それを農地にする。これは、国内農業の発展をはかるという点から私はそれなりに必要性を認める。
たまたま、私は先般、決算委員会で大蔵大臣に長崎干拓の問題もただしてまいりましたが、そういうような干拓行政を進めておりながら、漁民が絶対反対を、一部ではあったにしても、しているのにかかわらず、しかも、国民のたん白源というのは、これは漁業の面における重要な役割りということになってまいりますから、年間三百万円というようなそういう収益を漁民はあげて、みんな希望に燃えて従事しておる。
○中村(重)分科員 長崎干拓問題についてですが、私が決算委員会で質問をした際、大臣は、話がつかなければ打ち切らなければならぬとおっしゃった。今度また十億の追加予算をつけたわけです。ですから、何か条件がついているんだろうと思う。