2018-12-07 第197回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
高濃縮ウランが千三百トンで、広島型原爆に直しますと約二万一千発分、プルトニウムは五百十八トンで、長崎型原爆にしますと八万六千発分で、合計十万発以上の核物質が世界に存在します。 問題なのは、高濃縮ウランは減ってはいるんですが、プルトニウムは依然増加しております。
高濃縮ウランが千三百トンで、広島型原爆に直しますと約二万一千発分、プルトニウムは五百十八トンで、長崎型原爆にしますと八万六千発分で、合計十万発以上の核物質が世界に存在します。 問題なのは、高濃縮ウランは減ってはいるんですが、プルトニウムは依然増加しております。
となっております社団法人原子燃料政策研究会の報告書で、原子炉級のプルトニウムでも、要するに軽水炉を使うとプルトニウムが生まれてくるわけです、原子炉級のプルトニウムでも核兵器になるという、これは、アメリカの科学アカデミー・国際安全保障と軍備管理委員会の評価、連邦議会技術評価局の評価及びアメリカ国防総省のデータなども含めて、軽水炉からつくられるプルトニウムでも核兵器がつくれるという報告が出ておりますし、日本は既に長崎型原爆
御承知のように、日本の軽水炉では、使用済み核燃料の中にたくさんのプルトニウムが生まれてくるわけですが、日本の今持っているプルトニウムの量だけで、長崎型原爆の六千発分を超えるプルトニウムを既に蓄積しているわけですね。 核兵器開発と軽水炉の扱いというのは非常に悩ましい問題で、ですから、一方では、NPT体制にはインドは入っていない、しかし、そこに日本が軽水炉を輸出する。
長崎型原爆でこのタイプが使われたということでございます。ただ、技術的には、下の方に書いてございますが、爆縮をそろえてやりませんとなかなか核分裂が起きないということがございまして、この場合、火薬を同時に、一千万分の一秒の誤差の範囲内で同時に起爆させる必要があるというふうなものだと言われております。
ですから、再処理を済ませたプルトニウムの保有量と合わせますと、日本には、長崎型原爆にすれば二万一千発分を超えるぐらいのプルトニウムを持っている、非常にたくさんのプルトニウムを持っているというのが日本の現実だということをまず見ておく必要があると思います。
○吉井委員 これは、日本が、長崎型原爆にすれば五千発を超える、現に持っている、まだ未処理分を含めたら二万発分を超えるぐらいの原爆製造能力といいますか、プルトニウムの蓄積をしているわけですね。そういう国が国際的にも不信を招くこともなく、そして進んでいくためには、それは、こういう議論が政治家の間から次々と飛び出すということ自体が大きな問題だったんです。
つまり、日本の現在持っている分裂性プルトニウム、これは原発から出てくる分だけですが、今持っている分で二十六・二トンですから、これは大体、長崎型原爆に直せば、計算はいろいろありますけれども、五千三百発分ぐらいといいますか、かなりのものになってこようかと思いますが、これは単純計算の話ですから、確認しておきます。いずれでも結構です。
高速増殖炉「もんじゅ」開発の行き詰まりなどで、余剰プルトニウムというのは、海外返還分だけで三十七・四トン、国内分を合わせると四十三・一トンで、プルトニウムというのは、臨界質量が八キロですから、長崎型原爆に直すと五千六百発分のプルトニウムを既に蓄積している。
ですから、まだまだ少し時間はあるわけですけれども、確実にプルトニウム239を中心とする、長崎型原爆のもとになる、同じものを着々とつくっている。そのことがまさに六カ国協議の主要課題なんです。 それに加えてアメリカは、ウランの濃縮も、いろいろな装置を輸入したりしてその濃縮も始めているということを指摘したために、非常にこれはもめているわけですけれども、プルトニウムについて全くもめておりませんからね。
その燃料で燃やしたものからプルトニウムを出して長崎型原爆を既に製造に着手しておる。この核を開発しているということは、やはり近隣諸国である日本としては絶対に許せないし、かつ国際的にも許容できないということから、今、交渉をやっているわけですね。ウラン濃縮はアメリカがいろいろ主張して検証しようとしておりますが。
プルトニウムピットは、水爆の核融合反応を引き起こす引き金の役割をするほか、それ自体でも長崎型原爆と同様の原爆となるものです。米国は、一九八九年以降製造を停止していましたが、今回、備蓄兵器の信頼性を保つためとして、製造を開始したということです。 また、ブッシュ政権は、本格的な製造能力を持つ新ピット工場を建設する方針を昨年打ち出しており、工場建設の候補地を選定中と言われています。
○鮫島委員 少なくとも原子力行政を預かる方は、常識として長崎型原爆でプルトニウムがどのぐらい使われたかは御存じいただかないと困るんですが、二十キロとすると、これは六千発分なんですよね。だから、それだけのプルトニウムを日本は、抽出してあるかどうかは別として、今所有している。これがどんどんどんどんたまっていくという危機的な状況にあるわけです。
○鮫島委員 八十七と三十二、約百二十トンのプルトニウムが日本の所有になっているんですが、このプルトニウムの量というのは、長崎型原爆に換算して何発分ぐらいになりますか。わからないと答えてもいいですよ。
核燃料物質というのは、プルトニウム八キログラムで長崎型原爆の一発分、九〇%高濃縮ウランなら約二十キログラムで広島型原爆一発を製造することができることになります。ですから、それだけに、国際的に核燃料物質のバランスについては、条約上の義務もあり、国において厳しい管理を行っているところです。
そこで、改めて聞きますけれども、広島型原爆、長崎型原爆の能力について、爆発力について、あなたは全く認識がなくて発言をしているんですか。そこをお答えください。
もう五十年前の段階で長崎型原爆はプルトニウム爆弾でありますから、現在ではもちろんすべてのプルトニウムが核兵器の材料になるという論は正しいのではないかと思います。
この方式は、プルトニウム自体が八キログラムで長崎型原爆が一つつくれるという軍事的に危険な物質であることに加え、増殖炉から再処理、プルトニウム燃料の加工に至るまで各段階の操作の安全性が確立していないこと、環境問題での危険性も大きいことなど、もともと大きな問題をはらんだ方式でした。
使用済み核燃料という中には、燃え残りのウランもあります、それからプルトニウムという新しい——これは長崎型の原爆ですが、ウラン238、燃えない燃料のウラン238が中性子を一個もらって今度は核燃料になるプルトニウム239、同時に長崎型原爆の材料です。こういうものができてくる、核燃料の中に、燃えてきますとね。同時に死の灰というものがそこにはたまるわけです、変化をしていくわけですね、死の灰に。
これはいままでのいろいろな質疑の中にも明らかなんですけれども、私はここでお尋ねしたいと思いますが、原子炉の中には百万キロワット級ですと広島、長崎型原爆の死の灰の一千発分が一年間でたまってしまうんですよ。
百万キロワット級の原発一基が一年間につくり出す死の灰の量が広島・長崎型原爆の一千発分に相当することを考えるとき、当初宣伝されたクリーン、安全とは全く相反するものであり、原子力発電は研究段階に置くべきものと思うが、いかがでしょうか。 さらにウランは石油の二百万倍のエネルギー源であるという神話も根本から覆っています。これは、多くの研究機関や学者によるエネルギー収支の分析結果から明瞭であります。
ですから、現在の三トン強のこの蓄積プルトニウムが直ちに軍事転用ができるかどうかと言えば問題ではあるけれども、目安として言えば、たとえば長崎型原爆などになれば十キログラムあったら一発できるわけでありますから、これは大変な数になりますね。——六十年度わかりましたか。
○松本(善)委員 そういたしますと、このプルトニウムが五十トンということになりますと、広島、長崎型原爆の五千発分くらいの潜在的核保有国に日本はなるということになると思いますが、外務大臣、このことをお認めになるでしょうか。