1974-05-22 第72回国会 衆議院 商工委員会 第38号
その後、長和地区の農民は、工事の過程でくみ出す量が一日に数十万トンに達している。したがって野菜の栽培ができなくなった。水が出なくなってしまった。四年生の子供が二キロほどの道のりを水をくむために働いておる。これはまさに言ったこととやったことと逆になったような可能性があります。一切公害はございません。迷惑かけることはない、これを断言し切ったはずであります。
その後、長和地区の農民は、工事の過程でくみ出す量が一日に数十万トンに達している。したがって野菜の栽培ができなくなった。水が出なくなってしまった。四年生の子供が二キロほどの道のりを水をくむために働いておる。これはまさに言ったこととやったことと逆になったような可能性があります。一切公害はございません。迷惑かけることはない、これを断言し切ったはずであります。
○井上説明員 御指摘の長和地区の井戸水の問題でございますが、昨年十月ごろから同地区の一部におきまして井戸水の水位が低下いたしまして、その原因は伊達火力の建設工事における地下水のくみ上げだということで問題になっておることは、先生の御指摘のとおりでございます。
昨日の状況をまずお話し申し上げますと、北海道電力株式会社は昭和四十五年四月、伊達市の長和地区に火力発電所の建設を計画して、それぞれの所定の準備を進めておって、この工事着工のための重機類、資材等の搬入が昨日午前五時ごろから車両二十二台をもって実施されたわけでございます。
それと長官、長官は伊達火力発電の足元にある長和地区の農民から、北電に対して再三話し合いを要求しているのに対して、北電側はこれに応じていないから、政府側はいかに指導しているのかというこれまた岡田委員の質問があったんですけれども、どういういきさつか、こまかい点はわからぬけれども、さっそく調査して地元と話し合うように北海道庁を通じて指導したい、こういう答えがはっきり出ているのです。
その次、具体的に言うと長和農業を守る会、これは長和地区の九八%の農民が入っておって、自分のところには被害は及ぶと言って、再三にわたって北電と話し合いを申し入れているんだが、二月にほんのちょっと形式的に会っただけで、その後北電はこの直接の長和農業を守る会に対して会っておらないのです。こういうことで地元のコンセンサスが一体得られますか、これは。通産省はこういう指導をしているのですか。
伊達市の長和地区という海岸線に人夫を動員しまして、基礎工事としての砂利運搬を開始いたしました。その他の建築資材を運び込もうとしておりまして、ここで漁民を中心として一団がすわり込みを継続して今日に至っております。非常な危機をはらんでおります。