2010-04-23 第174回国会 参議院 本会議 第19号
確かに、核セキュリティのために人材育成や国際会議の招聘、核物質の検知、鑑識技術の開発も重要です。しかし、一国の総理が提案するには余りにも技術論的であり、事業仕分の対象となっている独立行政法人にわざわざ人材育成センターを設置するなど、官僚の提案そのままではないでしょうか。政治主導を標榜されるのであれば、もっと核テロの根絶に向けての提案も併せて行うべきであったと考えます。
確かに、核セキュリティのために人材育成や国際会議の招聘、核物質の検知、鑑識技術の開発も重要です。しかし、一国の総理が提案するには余りにも技術論的であり、事業仕分の対象となっている独立行政法人にわざわざ人材育成センターを設置するなど、官僚の提案そのままではないでしょうか。政治主導を標榜されるのであれば、もっと核テロの根絶に向けての提案も併せて行うべきであったと考えます。
次に、鳩山総理がサミットで提唱された、もう一つの具体的取り組みである核鑑識技術の開発について伺います。 核鑑識とは、盗まれたり、不正取引された核物質の同位体の比率等の物理的データをいわば指紋として活用し、その流出元を特定するという極めて高度な技術であると理解しております。 ただし、この技術が実用化される前提として、各国に存在する核物質のデータベースを構築し、照合することが不可欠であります。
この核鑑識技術への問題提起を初め、我が国がサミットで果たした役割は極めて大きいものであったと存じますが、我が国が果たした具体的な役割について、総理の御説明を賜りたいと思います。 最後にお伺いしたいのは、今後の我が国の取り組みと核廃絶へ向けた鳩山総理の御決意であります。
もう既に測定技術的なものはあるし、アメリカにおいては核鑑識技術はもうある程度できていると私は思っております。 そういった点で、研究開発の加速という点をお願いできたらと思うんですが、お願いいたします。
続きまして、最後としたいんですが、核セキュリティーサミットが先日行われまして、鳩山総理は十二日、具体的な日本の提案としまして、アジア核不拡散・核セキュリティ総合支援センター、核鑑識技術の開発、IAEAと協力しての核テロ対策支援事業の実施など、貢献策を表明されております。
また、空港内の審査ブース及び偽変造文書鑑識の現場を視察いたしましたが、鑑識技術の先進性に感銘を受ける一方、ますます巧妙化する偽変造の手口に対し、一層の対策強化の必要性を改めて実感いたしたところでもあります。 以上が調査の概要であります。 最後に、今回の調査に当たり、御協力をいただきました関係各位に対し、この席をおかりして厚く御礼申し上げ、報告を終わります。
○政府参考人(三浦正晴君) 本年の四月一日から六月の末まで三か月間でございますが、文書鑑識技術に優れた我が国の入管職員一名をタイ王国に派遣いたしまして、バンコクの国際空港に駐在しております世界各国の偽変造文書鑑識専門家で構成された専門家チームに参加させまして、そこで鑑識業務を通じて不正文書行使者の発見等に努めたわけでございます。
○富田大臣政務官 新設される情報提供規定により提供することを予定しております情報は、例えば、出入国記録、退去強制記録、偽変造文書行使情報及び偽変造鑑識技術等、入国管理当局が入管法上の職務を遂行する過程において取得した情報であります。
具体的には、タイ政府入国管理審査官、これを日本に招きまして、集中的に出入国管理や偽変造文書鑑識技術についての研修を行ったほか、さらにタイの出入国管理局に対し文書鑑識専門家の派遣を行いまして、先方に供与する最新の文書鑑識機材を用いまして偽変造文書鑑識能力向上のための支援を行う予定でございます。
また、本年四月からは、タイのバンコク国際空港に偽変造鑑識技術に優れた我が国の入管職員を短期間派遣しておりまして、ここにはその他の各国からも同じような専門家が派遣されておるわけでございますが、その方々と協力いたしまして、出発地において偽変造文書の発見をする、及び行使者が我が国に向けた航空機に搭乗しないようにするというようなことで、未然防止のための対策を取っているところでございます。
入管局におきましては、全国の空港、海港に配備されました高性能の偽変造鑑識機器を引き続き活用してこの偽変造文書の発見に努めておりますほかに、実は、本年四月からタイのバンコク国際空港に偽変造鑑識技術に優れた入管の職員を一名派遣しております。
しかも現在捜査機関において捜査中の事件と承知しておりますので、お尋ねの件に即した具体的なお答えは差し控えさせていただきますが、一般論として申し上げますと、入国管理局といたしましては、日ごろから関係機関との連絡を密にしてテロリストの入国あるいは移動に関する事前の情報収集に努めますとともに、テロリストは一般に偽変造旅券を用いて出入国することが考えられますので、空海港に高性能の偽変造文書鑑識機器を配備し、鑑識技術
○齋藤勁君 今の答弁で、この成分の検査とそれから車両からの金属片、銃弾の一部ということで、総合的にということで、これは言葉の中でも慎重にというところから慎重にされると思うんですが、一般的に我が国の鑑識能力、鑑識技術からいって、今日までの時間がそんな長時間、金属片の成分が、銃弾を特定できないなんて私は考えられない。
特に、水際対策が大事でございますので、偽変造文書の鑑識技術、ハイテク装置の導入も含めまして、鑑識の技術向上を含め、関係省庁との一層の協力を図りながら今後とも十分な対応に努めてまいる所存でございます。
私どもといたしましても、毎年、環太平洋諸国等から偽変造文書鑑識技術者を招聘いたしまして偽変造文書鑑識技術者セミナーというものを開催するなどいたしまして、最近の偽変造旅券等の具体的な手口とか、あるいは偽変造の鑑識対策とか、そういうようなものにつきまして積極的に情報交換を行っているところでございます。今後とも諸外国の出入国管理行政機関等々と協力関係を一層強化していきたいと考えておるところでございます。
今回の事件についても、鑑識技術で何とか一時間ぐらいでやっと偽造だということで判明しまして、四件のうち一件については偽造部分を発見することすらできなかった状況でございますけれども、最終的には偽名でその旅券が発行されているというようなことで偽造としたことでございます。 今後とも、その辺の関係は努力してまいりたいと考えております。
法務省といたしましても、関係省庁と連携しつつ、領事当局間協議等の国際会議において、中国を含めた不法入国者の出身国等に対する不法出国防止等の申し入れを行うとともに、毎年、主としてアジア各国の出入国管理行政当局の幹部を我が国に招聘して、出入国管理セミナーや偽変造文書鑑識技術者セミナーを開催するなどして、関係各国との協力関係強化を図ってきているわけであります。
このような状況の中、入国管理局におきましては、国家公務員の定員をめぐる極めて厳しい情勢を踏まえつつ、偽変造旅券等を専門的に鑑識し、上陸審査の適正化を図る目的で、平成十一年度には東京入国管理局成田空港支局に偽変造文書対策室を設置し、また鑑識機器の積極的な導入を図るとともに、職員に対する偽変造文書等の鑑識技術の向上を図るための研修を実施し、迅速かつ厳正な出入国審査を図るための文書鑑識の体制整備に努めております
入国審査官の数を適正にふやして、かつ鑑識技術をより精緻に高めることで上陸時の審査を有効に機能させる必要があると考えているわけですけれども、その点についての御見解はいかがですか。
国際協力全般の問題といたしましては、従来から、安全運転者養成セミナーなどの各種セミナーの開催とか、あるいはシンガポールの例に見られるように交番制度を輸出したり、あるいは鑑識技術あるいは交通管制技術などについて、フィリピンあるいは中国、タイ、そういったところに対して技術指導したりしてきておるわけでございます。
八〇年代には法務省の入管局の登録課における指紋担当官というのは一ないし二名でありまして、しかもこの一ないし二名というのは指紋鑑識技術を持った技官ではなくて、単なる事務官であったわけです。 私の計算によりますと、当時年平均大体十二万の指紋原紙というものを処理しなければならなくて、百五十万ぐらいの累計数の指紋原紙というものが法務省の入管局にはあったはずである。
その指紋の照合というのが専門の鑑識技術を要するものであるという考え方が一般にあるようでございますけれども、実際には、鮮明に同じ方法で押捺された二つの指紋を照合する、そしてその異同を認識するということはさほど難しいことではございません。
もちろん御指摘のように人物の絶対的な同一性につきましては専門的な鑑識技術によらざるを得ないわけでございますけれども、警察の業務の現場におきまして必要があります場合には、登録証明書に印象された指紋とその指紋とを見比べることによりまして、少なくともこれは別人であるといった、場合によりましては捜査の端緒になり得るような心証を得るには十分であるというふうに考えております。