1949-04-16 第5回国会 衆議院 決算委員会 第7号
しかしながらすべて各府縣に一任したというわけでもございませんで、重要品目につきましては全部中央で処理の方針をきめまして、鐵鋼類でございますと当時の統制團体であります鐵鋼販賣統制株式会社に拂い下げる。それを商工省の方が、全國的な配分計画に基いて鐵鋼販から需要者に配分させる。
しかしながらすべて各府縣に一任したというわけでもございませんで、重要品目につきましては全部中央で処理の方針をきめまして、鐵鋼類でございますと当時の統制團体であります鐵鋼販賣統制株式会社に拂い下げる。それを商工省の方が、全國的な配分計画に基いて鐵鋼販から需要者に配分させる。
またその賣拂い價格は原則として賣拂いのときの公定價格によつておりますが、鐵鋼類等の原材料につきましては、特に終戰時の公定價格で各統制機関に賣り拂つておりまして統制機関が他に賣渡しの際に生じた差益の一部で約八億円の價格安定資金を設定させておりますのは、その措置当を得ないものであります。
次に一般物價水準が循環的に急上昇することを防止するため、石炭、鐵鋼、化學肥料、ソーダ、重要非鐵金属の基礎的價格の上昇を七割程度に止めることとし、このために本年度に支拂を必要とする從前の分と併せて五百十五億圓の價格調整補給金を國庫において負擔することといたしたのであります。
最近ノルウエー、デンマークから船舶の建造の註文もありますし、インド邊りかち紡織の機械、機といつたような鐵鋼品等の註文が随分ありますので、生産設備さえ整いますれば、纖維以外の貿易も、輸出も相當進展し得る餘地があるように思うのであります。本年に入りまして、特に目立ちますのは、そういつたような紡績機械、機、船舶、スチール、ハイプ、鐵板というような貿易が大部分進むように見受けます。
國家が拂下げた鐵鋼にいたしましても、農業會に拂下げた物でも、それが民間に渡りますときには、手數料が非常に殖えてくるのであります。
外郭團體の中にも鐵道弘濟會があり、その他四、五のものをおあげになつたのでありますが、今度不要物資をお拂下げになるのは私ら考えれば、ろむん重要産業の方にその必要な物資をお拂下げになるものだと考えておるのでありますけれども、先ほど承るところによりますと、鐵道弘濟會に對しまして、鐵鋼類の鋼材を相當大量にお拂下げになつた。こういうことでありますが、その御理由をひとつ承りたいと思うのであります。
石炭が四億八千五百萬圓、鐵鋼が五億一千五百萬圓、非鐵金屬が一億三千萬圓、肥料が三億八千萬圓、曹達が二千萬圓というような考え方をいたしております。その外に三月分の清算未済が二億七千萬圓ございます。これを先程の十億三千萬圓と合計して十八億ということになります。
つまり 時代に取殘された産業というよりも、現在傾斜生産の對象から外れている一般の産業を犠牲産業と言つておられるのじやないかと思いますが、今の日本の經濟の事情の下におきまして、或る程度の傾斜生産をば産業の食糧といわれる石炭、更に又電力、或いは鐵鋼、肥料等々に行わねばならない事情というものは、御承知の通りであろうと思うのであります。
二十三年度の計畫につきましても、一應現在我々の手許で二十三年度の暫定計畫というものを作つておりまして、一部新聞等にも、國會等にも發表がございましたように、鐵鋼につきましては百萬トンというような一應の案を作つてあります。
その中で、通信關係として特に基本になりますのは鐵鋼關係、電線、セメント、木材、こういつたものが中心になると思います。それで昨年度の配當と今年度の一應年間計畫というものができておりますが、比較いたしますと、全般的に通信關係が相當よくなつております。
○堀越儀郎君 安本の方にもう一つお伺いしたいのですが、先程お尋ねしました鐵鋼なり電線、木材、セメント、實際に生産される生産量と國内に振向けられる分との間に相當の開きがあるようでありますが、そのパーセンテージはお分りでございますか。それと同時に、國内に振向けられることを許される範囲内において、通信のためには今大體何%ぐらいになるのですか。
即ち石炭、鐵鋼、肥料等の超重點産業は勿論でございまするが、その他の一般産業につきましても、極めて困難な状況下にありながら、よく設備の復奮揆充を實現し、企業の順調の發展を見ましたことは、復興金融金庫の適切な資金の供給によるところ多大であつたと存ずるのであります。
————————————— 本日の會議に付した事件 ○中小企業廳設置法案に關する連合委 員會の件 ○長崎縣の鑛害に對する國庫補助に關 する請願(第二百二十七號) ○常磐炭鑛地帶の炭漏水防止工事施行 に關する請願(第三百十一號) ○炭鑛地施設の整備に關する陳情(第 八十二號) ○鐵鋼局設置促進に關する請願(第二 百二十一號) ○八幡製鐵所薄板工場設置を室蘭市輪 西製鐵所に移轉することに
次に、金属工業の中で最も大きいのは、鐵鋼關係でございます。鐵鋼關係が殆んど大部分を占めておりまして、この鐵鋼關係の大部分が運轉資金でございます。設備資金はほんの僅かにあるだけであつて、大部分は運轉資金でございます。この運轉資金の中で、赤字融資が約七〇%程度を占めております。これは、石炭の場合と全く同じような財政の繋ぎ的性格を持つておるのであります。
それからもう一つ收入の方に關してでありますが、これははつきりと私は聞いたわけではないのでありますが、仄聞するところによりますと、内閣におきましては、例えば石炭でありますとか、鐵鋼でありますとか、或いは輸送でありますとか、そういつたものに非常に重點を置かれまして、資金も資材もあらゆる努力を傾けてやつて行こうという方針を採つておられる。
土地が違いますと鍬の形もそれぞれ違うというような關係から、大量生産も實はできないものでありまして、農業も野鍛冶があつて農業が立ち、農業と共に野鍛冶があるという、非常に食糧生産上野鍛冶の存在は重要な役割を果しておるのでありますが、戰爭前は野鍛冶の使う資材と一般調整用の脱穀篩いは精米、籾摺というようなものとも合わせて、約年間六、七萬トンづつ鐵鋼も使つており、それに伴う燃料も地方的に流されておつたのでありますが
しかるに、石炭をはじめ鐵鋼、石油、電力、肥料などの重要産業は、獨占金融資本がその生産の七——八割までを握つており、さらにこれらの諸企業は、國家財政と國家金融との救濟なしには存續することができなくなつている。かように重要産業の私的經營は破産に頻し、事實上國家に隷屬している。言い換ればその私的所有に拘わらず、實質上國營化の客觀的前提條件を成熟せしめている。
○海野三朗君 終戰後の國内鐵鋼生産は、政府のいわゆる超重點施策にもかかわらず、幾多の困難な條件に制約せられて、生産の伸張が思うようにはかどらず、日本再建途上の重大な障害となつておるのでありますが、政府が從來の頭を切り替え、東北地方の鐵鋼工業に對して、特段の重點を置いた生産計畫を實施しますれば、困難な一般的條件のもとにおきましても、なおかつ全體として増産に寄與することができると思う次第でございます。
○植田説明員 ただいま兵器處理委員會の點について御質問がございましたが、兵器處理委員會は鐵鋼關係の大きな會社が二社で、非鐵關係の大きな會社が三社で、合計五社でつくりました民法上の組合でございまして、これに一括いたしまして兵器關係を任してわけでございます。
それから兵器處理委員會というのは多分五つかの鐵鋼に關する大會社が集まつてつくつて委員會であつて、これは法制上のものではないように聞いておるのでありますが、これらの大會社が委員會をつくつてかりに適正にやつたといたしましても、實際の現場は鐵くず屋やその他の鐵鋼やみ屋の人たちまでも加わつてこれを處理したといううわさまで飛んでおる。
そうして鐵鋼類以外のものは、正式なルートに乘つた特殊物件ではなくて、いわゆる緊急放出外物件であつたように考えられるのであります。
ここには相當の鐵鋼があるという情報があつたのでありますが、これを調べますと、鐵鋼二百トン、釘二十五樽、その他電動機のようなものがあつた程度であります。そこを全部調べたので、ここで三日を要しまして、それから歸りに延岡に行きました。
かようなことによりまして、更に國家がこれを監視し、又一方におきましては、非常増産要綱によりまして、これを鞭撻指導して、是非目的を貫徹し、本年の三千萬トン目標に達しようというような考えで、政府の方はやつておられるのでありまするが、併し靜かに現状を考えて見ますると、今日例えば鐵鋼方面におまましても、非常に生産が落ちておりまして、又これが鐵鋼の生産の落ちるのは、石炭の増産が十分でないこと、又電力の足りないこと
例えば山別の生産計畫、或いは地域別の生産計畫、或いは擴充計畫等もございまして、全般的に見まして、議決につきましては、いわゆる委員として選ばれた者が議決をいたすということにいたしまして、これは全國炭鑛管理委員會につきましては、學識經驗者及び炭鑛の關係事業主及び從業者の代表、それから需要者というものの、限定した者が議決をいたしまして、これにやはり需要者と申しましても、例えば鐵鋼業の代表者というものを考えて
もう一つの問題は、實際我々鐵鋼關係の企業におきまして、鐵鋼會議乃至は經營協議會というものを持つておつて、今までの私どもの經驗では、とかくの性格がこういうように今商工大臣が御説明になつたような曖昧になつておりますと、實際問題の、議事の運營等に當りまして、絶えずこれが論議紛爭の種となつて、そのために、につちもさつちも會議が動かんというのが、これは現状であります。