1948-05-22 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第6号
政府は戰時中に二十數社の鐵道路線を買收いたしたのであります。その後全部これらの買收の代金は登録公債で支拂われております。のみならずそれらの多くの會社は、今日清算事務を終了いたしておりまして、まだ清算事務の終了しておらぬ會社が、おそらく五つないし六つ殘つておると思います。しかし登録公債は各社とももつております。
政府は戰時中に二十數社の鐵道路線を買收いたしたのであります。その後全部これらの買收の代金は登録公債で支拂われております。のみならずそれらの多くの會社は、今日清算事務を終了いたしておりまして、まだ清算事務の終了しておらぬ會社が、おそらく五つないし六つ殘つておると思います。しかし登録公債は各社とももつております。
青森、蟹田間と申しますのは、青森から津輕半島に進んでまいります中途にあります蟹田町に至る鐵道路線に關するものであります。本來この路線というのは津輕環状線と申しまして、青森から蟹田を經て、平館から三厩から小泊に出まして中里という所まで通じますのがこの路線の總計畫に當るわけであります。
しかし私の言いますことは、どうしてもこれはやむにやまれない、何と言いましようか、實際國民生活の實態からきて、ただ形式だけ、またあなた方のお考えになるかくあるべきはずだという以外に、何か國民の生活の間に根強い要求があればこそ、緊迫せられても、たたかれても、米を鐵道路線に捨てても、次から次にと犯罪が起つてくるのだということは喋々を要しないのであります。
御承知のように栃木縣で今囘の水害の一番大きかつたのは足尾町、足利郡市でありましたが、足尾町においては非常なる不便な地帶でございまして、あの鐵道路線一つによつて足尾町の物資の輸送、あるいは足尾町との往復がなされておる状況であります。この足尾線がほとんど流失されてしまつたというような現状になつております。
そこで今考えておりますことは、山陽の鐵道路線か非常に悪うございまして、殊に水害等による恆久對策を考えて災害防止等を考えまするならば、相當の鐵量が要るのであります。今ある必要な路線を運輸省が暫定的に改良し、まず敷設いたそうといたしますれば、その補修をするだけでも十數萬トンの鐵量を要するのであります。完全にやるならば十萬トンも要ります。
青森縣下北郡の大畑町から大間という所まで、あの半島の鐵道路線は約八割くらいでき上つている。ところがただいまのいろいろな事情によりまして、未だにこれに對してはレールを敷設することができない。それからまた機關車が足りないとか、その他のことによつて未だ鐵道の營業に從事することができない状態であります。ところが路線はちやんとできている。
この前の委員會でお話になりました東京市の都市計畫が行われた計畫の中に、市内に引込まれる鐵道路線の周邊に當つておるところの都市計畫として何らかの醜惡のものを取除くが如き、直ちに都市計畫をお運びになつておりますかどうか。それは別に御考慮に入つておりませんか。都市計畫の……。