1948-05-25 第2回国会 衆議院 予算委員会 第25号
それは一般の勤勞者等の思想の惡化からもまいつておるのではないかと考えておりますが、鐵道從業員も、さような影響を受けまして、非常にぶあいそになり、不親切になつたということも言えると思います。近來だんだんとこれは緩和してまいつておりますので、この傾向によりまして、一般思想の健全化をはかりますとともに、サービスを改善して親切な鐵道の經營に力を盡していきたい。かように考えております。
それは一般の勤勞者等の思想の惡化からもまいつておるのではないかと考えておりますが、鐵道從業員も、さような影響を受けまして、非常にぶあいそになり、不親切になつたということも言えると思います。近來だんだんとこれは緩和してまいつておりますので、この傾向によりまして、一般思想の健全化をはかりますとともに、サービスを改善して親切な鐵道の經營に力を盡していきたい。かように考えております。
そうした種類のものは、ほかの省にもあると存じますので、特に鐵道從業員だけを、非常に國民の水準から懸け離れた恩典に浴せしめておるということではないと、私は考えております。今後も國民の水準を逸脱せない範圍、同時にまた負傷者、けが人、あるいはその遺族等の保護が冷遇にならないように、その中庸を得ました國民的水準において、やはりこの施設は今後とも續れていくべきである。
切符をよく調べてみると、家族パスでもつて大きな顔をして席を占領している鐵道從業員がある。そういう場合には、切符を買つた人たちに席を讓るのが當然ではないか。今より十數年以前の鐵道從業員の状態をみますと、制服、制帽である者はたいてい遠慮して席を立つているのである。しかるに今日は大きな顔をして乘つている。それらに對して大臣はいかなるお考えをもつておられますか。これを伺いたい。これが第四。
釧路あたりでは零下十五度ということを聽いておりますときに、その寒冷地における鐵道從業員の――これは鐵道從業員ばかりではありませんが、殊に鐵道從業員の苦勞というものは、なみたいていではないのであります。
私どもは世界各國の鐵道從業員が戰爭後においてとつておるあり方と、今日の日本の國鐵のあり方と比較してみます場合において、現行運行しております程度が保持されておるということは、戰時といわず戰後といわず國鐵の從業員が献身的にこれを守り、今日の現状を維持していただいた結果であると、つねづね私どもは感謝しておるのであります。しかも戰時中酷使いたしました鐵道は老廢しきつておる。
○小峯委員 この鐵道從業員の數の多いということが、かなり常識的に言われるのでありますが、先ほど來の御説明の中で、いろいろ御檢討されると、必ずしもその常識が當つていないということも了承できます。
これを克服するためには、鐵道の運賃の引上げ、あるいは鐵道從業員の配置轉換、整理というような問題が、考えられるわけでありますが、この點について、どういう考えをもつておられるか伺いたい。
衣料だとか、あるいは鐵道從業員のようにバスの給與はない。勞働は他の官公廳勞働者に比べて劣らない、むしろ非常に激しい勞働をしている。こうして生物的な生命すら維持できない、じつとしているにも四千八百圓かかる。
私は青森縣内をずつと陛下にお供申し上げまして、秋田縣の大舘でお見送り申し上げまして東京に歸つたのでありますが、その際鐵道從業員の態度ははたしてどういうものであるかという點を私はすこぶる心配をしておつた。實は二・一ゼネスト以來鐵道員の態度に對しましても、考え方に對しましても、私どもは十分注意をしておかなければならぬことがあつた。
鐵道從業員が一般工業の從業員よりも非常に優れているからだということではなくて、仕事の性質がそういう結果を生むにプラスしているのだということをもつてお答えしたい。鐵道事業なるものはきわめて正確に機械化している。從つてこの能率というものは機械とともにある一定の水準を保ちつつ進んでいる。これは私が自分で幾多の經驗からお答えすることができるのでありまして、そうであるためにこういう結果が參るのであります。
この點につきまして、もちろん鐵道從業員諸君の場合も多く反省しなければならないものがあり、また教育をしなければならないものもあります。しかしながら單に從業員の勞働の犠牲によつてのみ鐵道の最建ができるものでないと同時に、この産業の民主化、特に鐵道の民主化ということは、社會主義化まで發展した心構えによつて經營の合理化運動に努力していただきたい、こういうことをお願いいたすものでございます。
最後に私は實例を申し上げます、親の心子知らずという言葉がありますが、いろいろ鐵道從業員等については、伊能長官あるいは次官等からもたびたび承つておるのでありますが、私どもはまことに遺憾な點があるのであります。私は本月九日に六時四十分の列車で歸りました。
私たちは郷里その他に歸りましても、鐵道の委員として必ず聽かれることは、鐵道從業員の數の多少ということでありまして、當局としてもこの點に對してもつと十分な説明をされるよう措置を講じていただきたいと思う次第であります。以上四點について當局の御方針を御答變いただきたいと思います。
最近の發表をみますと、鐵道從業員は五十七萬一千人で、昭和十一年の二十二萬七千人に比較しますと、約二倍半の人員が殖えておる。
それだからすぐその家庭米をも含めた食糧の配給を、鐵道從業員にうんとやつていただきたい。もちろんこういうことを言いましたら、もちろんこういうことを言いましたら、三百萬、四百萬近い北海道農民は、鐵道職員だけということで、非常な反撥心が起ると思うのでありますが、その點をよく含味していただいて、理解ある處置をしていただきたいと思います。
この積極的合理化ということに鐵道從業員は非常に期待をもつている。ところが今度の運賃増収によつて積極的合理化ができるかどうかということですが、運賃は安本か物價廳の方面できまるということになつてくれば、鐵道の積極的改良という面についての實施ができるかできないか。從つて現實の収入からどういうふうな積極的合理化をお考えになつておるかという點をお尋ねしたいのであります。