1955-07-19 第22回国会 衆議院 運輸委員会 第31号
それからその次は八次、九次になりますと、もうこれは銀行造船です。市中銀行の方で金を貸して、この造船所で作れば金を貸してやるというわけで、そこで船を作らざるを得ない。高かろうが安かろうが、いやおうなしに指名されたところ、競争相手がないからそこで作る。そうすると経費が高くなる。十次造船に至っては政治屋造船です。あの大疑獄が起りましたが、政治屋が船を作った。
それからその次は八次、九次になりますと、もうこれは銀行造船です。市中銀行の方で金を貸して、この造船所で作れば金を貸してやるというわけで、そこで船を作らざるを得ない。高かろうが安かろうが、いやおうなしに指名されたところ、競争相手がないからそこで作る。そうすると経費が高くなる。十次造船に至っては政治屋造船です。あの大疑獄が起りましたが、政治屋が船を作った。
これは政府機関の収支、括弧して日本開発銀行造船融資でございます。日本開発銀行造船融資の収支に関する件だけでございます。それ以外の意思決定はやつておりません。
法務省に対しましては、造船のリべートが大規模に派手にやられたのはむしろ第六次、第七次計画造船であり、当時は銀行造船と言われたほどで、リベートは相当市中銀行に廻されたと見るべきである、又造船汚職の摘発が第十次造船を遅延せしめるので、早く何とかしてほしいという造船方面の要望によつてブレーキがかかる虞れはないかとの質疑がありましたが、法務大臣より、検察当局の摘発は第六次造船にも及んでおる、市中銀行が若し共犯関係
今検察当局も中心にしてやられていますが、海運界の専門家の話に聞きますと、そういうことに精通している人から聞きますと、このリベートが一番ひどかつたのは第六次、第七次、朝鮮戦争が進んでいるあのブームのときに、あのときにはいわゆる銀行造船と言われた。銀行が決定権を持つておつたと言われておるのです。そこであの頃のいわゆるリベート、或いは又献金というものは莫大なものであると言われたのです。
それで先ごろから私どもは何とかして各方面の意見を聞き、今までよりもさらにいい方法で第十次造船にもかかれるようにいたしたいと思つて、船の先輩、また船の持主、それから銀行、造船所、またその造船所の労務者というような人たち、開銀の総裁、また日銀の総裁にもこの際会つて話したのであります。
○岡田(五)委員 次に海運局長にお尋ねいたしますが、先ほどの第六次造船の融資につきまして、新聞によりますと、これは銀行造船であるというような皮肉をまじえた記事を掲げているのであります。この銀行造船であるという言葉を見まして、私たち多少懸念いたしますのは、この時代の当然の特徴といたしまして、金融が相当力を持つということはやむを得ない。