2000-02-24 第147回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
指摘事項といたしましては、地圧によりまして狭くなった坑道部分を適切に拡大すること、坑道内の鉱車が、鉱石を運ぶ車でございますが、障害物に接触しないようにすること、ベルトコンベヤーの保守管理を適切に行うこと等について指摘をいたしまして、会社から改善計画を提出させております。
指摘事項といたしましては、地圧によりまして狭くなった坑道部分を適切に拡大すること、坑道内の鉱車が、鉱石を運ぶ車でございますが、障害物に接触しないようにすること、ベルトコンベヤーの保守管理を適切に行うこと等について指摘をいたしまして、会社から改善計画を提出させております。
六十年四月三十日政府の事故調査委員会が発表したとりあえずの所見によりますと、まず、今次災害の種類につきましては、現場におけるアーチ枠の倒壊、巻き上げ室の鉄板張り等の離脱等々破損の状況が見られる、あるいはゼロ片の巻き立て坑道にあった鉱車の一部に変形が見られる、また罹災者の状況あるいは坑道における火災の形跡等々から見まして、ガス爆発であると判定をいたしております。
「不発火薬類は回収すること」「回収することができないときは、不発火薬類が混入したおそれがある鉱車に適当な標示をし、かつ、ただちに管理者に報告しなければならない。」、こういうことが書いてあるのですよ。こういうふうにきちっと保安規則にも書いてある。そしてここにもちゃんと、保安規程にも書いてある。
坑枠がひん曲がって折れかけているようなものも幾つもあるし、そのために天井に入れてある坑木、こういうものも落ちかかったりして、かさの骨が開いたみたいなかっこうになっているようなところもあっちこっちにあるし、鉱車の横をすれ違おうと思っても、その炭車の横が通れないぐらいに狭くなってしまっているというようなところが至るところにありました。
ばばっとやってどすんと石炭がすぐ鉱車に来って出る、最近はそうはいかない。 そう考えてまいりますと、やはりわが国の石炭の生成というのは、本来であれば褐炭なんです。これが高度な歴青炭ができるという意味は、浸食作用によって炭化作用が進んだという意味であって、諸外国は三億か四億年かかって、石炭になるものを日本は何か年代で出てきたわけですから、最も条件が悪いのですから。
っているというようなところがたくさんございまして、きょうは時間がございませんので、労働者に一体どうなっているんだと言ったら、こうなんだというこれは図を書いてくれまして、ここが坑道が大変狭い、そしていろいろな機材を積み込んでいったら人はとても通れるようなものじゃないよと、それから、何か事故が起こったら、とてもじゃないけれども救助なんかできるというような状態ではない、はわなければならない坑道もあるというような、鉱車
それから、「十四日には、三井建設の金谷盛雄さんが、まき上げた鉱車とサイドダンプにはさまれて、骨盤の座骨骨折、尿道断裂、膀胱に血のかたまりがたまって尿が出なくなるという重傷で、あやうく命を失うほどの事故にあう」と、こういうようなのがわずか一週間の間にも出てきているわけなんでございますので、いま積極的に保安については指導するとおっしゃっていただきましたので、もう本当に重ね重ねその保安の問題についてはよろしくお
〔岡田(利)委員長代理退席、委員長着席〕 しかも、たとえば運搬災害を一つとってみましても、類似する災害、鉱車の逸走あるいは脱線、同じようなケースのものが次々に発生する。落盤の事故一つとらえましても、同じようなケースのものが後を絶たない。
三池の鉱車の逸走事故だって、もしとめるところから下の方にポイントを置けば逸走しなかったはずですね。ちょっと傾斜が強いところはみんなポイントを置くわけですね。これがそういう形で坑底逸走を防止するということになっているわですから、そういう面から考えますと、概していいところで、場所としてはそう悪い条件のところで事故が起きているのではなくして、概して普通の現場で事故が起きている。
去る四月三十日、五月五日にも鉱車の逸走、脱線に伴う運搬災害が三池において発生しておりますが、三十八年における三池の大災害は、鉱車が逸走した際、炭じんを巻き起こし、それが誘因となってガス爆発が発生したことを想起いたしますと、かかる運搬災害が引き続き起きましたことはまことに遺憾なことであります。
これが三川坑でございますが、この三川坑の第一斜坑の下部から十一両編成の列車を巻き上げ中にその連結リンクが切断いたしまして、鉱車八両が逸走いたしました。
それから途中この立て坑は石炭層を通っておりませんで、全部岩盤になっておるのでありまして、その上のほうの本片坑道で横につながっておるわけでございますが、この本片坑道と立て坑の交わっている個所にチップラー——これは鉱車を持ってまいりまして、自動的にひっくり返しまして運び出すような設備でございます。このチップラーを備えつける作業をやっておったわけであります。
したがいまして、この坑道を、その上のほうに本片と書いてございますが、本片の坑道から坑口に搬出させようということで、この本片の坑道の交わっておるところに、チップラー、鉱車をひっくり返す装置と、そのひっくり返されて出たものを搬出するキブルの設置をいたしておったところでございます。
あるいはまた鉱車その他機械、こういうものの内容から見ても、当然変わってくると思うのです。大体一律でものごとを考えること自体が実情に合わないのではないか。当然そういう要素を入れて、二ないし三ランクぐらいの段階を設けて、実情に適合するようにすべきじゃないか、私はこう思うわけです。こういう点についてはいかがですか。
初めから計画を組み、またその坑道が一体将来運搬坑道に使われるかどうか、あるいはまたその掘進を進めるにあたって機械を使うかどうか、あるいは鉱車のキャパシティーがどうか、こういういろいろな面から坑道の面積がきまってくるわけです。言うならば、標準的なものというか、私はそう思う。そういう標準的なものを対象にして実態の把握が困難だということはわからないわけです。たとえば三つのランクにきめたと仮定いたします。
なぜ炭じん爆発が起きたということにつきましては、詳しく申し上げることを省略いたしますが、結局、炭車、鉱車が暴走をして、その結果、その付近にあった炭じんを巻き上げて炭じん雲を形成した、それに何らかの原因によって火源が作用をして爆発をしたものだ、こういうふうな大ざっぱな構成につきましては、これはしょせん推定でございまするけれども、この推定につきましては、学問上も実際上も異論がございません。
で、私たちは、爆発を起こしたその原因が、鉱車の逸走だとか、あるいはケーブルが破れたための火だとかいわれておりますが、私たちとしては、あの個所に爆発するような炭じんさえなかったならばこういう悲惨な事故はなかったのではないか、こういうふうに思っております。こういうことを思いますと、ほんとうにあの事故が残念でたまらないわけです。
しかし、これを実際に、では、三池の場合についてなぜ事故が起きたかということを検討いたしましてみますと、三池については、まずベルト斜坑で鉱車が逸走したということ。では、その鉱車がなぜ逸走したのかということでございますが、これについてはいろいろ鑑定人その他の鑑定をいたしましてやっているのですが、現在では、要するにその連結チェーンが疲労していた。
その浮遊した炭じんに火がついたわけですが、その火源につきましては、鉱車とレールまたはその他の摩擦熱によるものか、あるいはその鉱車の逸走によりまして電線かケ−ブルが破壊をされた、それに伴う火花でついたという両方の原因が考えられるわけでございますが、この決定につきましては、目下いろいろ専門家が調べておりますが、われわれといたしましては電線の火花による疑いが濃厚であるというふうに考えておるわけでございます
それから、また、鉱車が脱線しまして、それから火が出る場合もございます。しかし、おおむね御存じのとおり、ガスというのはてんばにあるわけでございます。下にはきわめて少ない。てんばの穴の大きいところにガスというものは上がっておる。それで、現場要員、保安要員というのは、常にカンテラを持ちまして、そしてガスの検定をしょっちゅうしておるわけでございます。
炭じん規制の強化、鉱車の逸走防止施設の設置基準の強化、退避訓練の徹底その他の災害防止のための具体的措置を講じましたが、また、鉱山保安法令の改正の必要を痛感いたしまして、先般、保安法の改正を提案し、保安統括者制度を新設するとか、あるいは保安監督員補佐員制度等を設ける、あるいは鉱山保安法に基づく鉱山保安規則を改正した次第でございます。
このガス事故により、前記のように払大肩戻り付近におりました小石係員及び充填夫村上明君、坂口英臣君、川崎功君、松園光吉君、上田光男君、大江政章君、田代兼男君、橋田透君の九名と、電工の北崎謙吾君及び同風道において鉱車から坑木下し作業中の梅田満雄君、上脇満義君、計十二名が爆炎により火傷を受け、罹災したものであります。
坑内から坑外へ出る人は、選鉱のチプラーがありますが、そのチプラーに関連する鉱車の運搬夫があります。それから坑外の材料運搬というようなのをやる人が、これは非常に少いと思いますが、あります。その他、ふろたきをやったり、番人をやったり、それから労務のいわゆる外勤、社宅管理とかなんとかいうようなことで使われて転換した者もあります。
あとで自転車の会社に入りまして、そのあと自分たちで小さく自鉱車の卸といいますか、部品製造にかわりましたが、それをやりまして、去年の七月に保安隊に入りまして、目下保安研修所に勤務しております。
これは大資本に属する炭鉱でございますが、その一例を挙げますと、貝島炭鉱或いは三菱の方城炭鉱、或いは明治鉱業の赤沈炭鉱或いは福地山炭鉱、こういうふうな大資本を擁する経営の中におきまして、水害によりいわゆる鉱車の操作ができない、或いは資材の導入が困難になつたから、こういう理由で臨時休業を申出た者があり、尤もこれにつきましては貝島労組のごとく炭労傘下の支部としまして、対会社の交渉で一応これは解決をみましたが