1988-04-27 第112回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
○中村(徹)政府委員 我が国における解撤の促進の問題につきましては、六十一年七月の、先ほど申し上げました特定外航船舶解撤促進臨時措置法に基づきまして、解撤を促進すべき船舶として油送船とか鉱石専用船等六船種を指定いたしまして、これらの船舶について解撤目標量を五百二十万総トンというふうに定めて解撤を進めるようにという指導を行っております。
○中村(徹)政府委員 我が国における解撤の促進の問題につきましては、六十一年七月の、先ほど申し上げました特定外航船舶解撤促進臨時措置法に基づきまして、解撤を促進すべき船舶として油送船とか鉱石専用船等六船種を指定いたしまして、これらの船舶について解撤目標量を五百二十万総トンというふうに定めて解撤を進めるようにという指導を行っております。
鉱石専用船の場合は十二万五千トン、大型タンカーは三十万トンというのが現況でございますけれども、こういう大型船に対応できない。こういうふうなことでいろいろの問題が、これは既に運輸省も取り組んでいただいているわけでございます。我が国にとってパナマ運河の有する重要性、それから現在パナマ運河の問題というのは今申し上げたとおりでございますが、最大の船舶は六万五千トン、それ以上は通らない。
大型タンカーあるいは大型の鉱石専用船でございます「ぼりばあ丸」「かりふおるにあ丸」、この三つは比較的船齢が新しかったわけでして、この点で関係者にとってばかなりの問題であったわけでございます。
非常に大まかに申し上げますと、船価がある程度高くて、しかも外航船としては小型であるコンテナ船、あるいは技術的に非常にむずかしい要素を含んでおりますLNG船、これにつきましては、開銀の船主負担金利が二・五五%程度になるということで考えましたし、さらに、それよりやや船型が大きい不定期船あるいは鉱石専用船的なものにつきましては利子補給率を三%にする、開銀の負担金利が三・〇五、さらに工程的に船価も安いわけでありますが
またタンカー以外の貨物について、これは船の型がいろいろとございますから一概には論じられませんけれども、鉱石専用船の輸送分野におきましては、予想されますことしの鉄鉱石の輸送需要に対して、鉱石専用船の船腹は相当に過剰状態であるというふうな状態にあると承知しております。
それから、日本の造船業のこれに対応する仕方といたしましては、四十六年からこの諮問に基づきまして中間的な答申を出しておりますが、これによりましてもかなり先行き海上輸送量が伸びるということで、まあ大手の造船所が超大型タンカーを主にした設備を整備をし、中手あるいは中小の造船業はそれぞれ大型タンカーの一部とか、あるいは大型の貨物船、鉱石専用船等に逐次それぞれのランクが上がっていったということでございます。
といいますのは、たとえば大型タンカーの、あるいは大型鉱石専用船等の船台、ドック等の整備を行います場合に、一部のスクラップ・アンド・ビルドを実施してきておりますし、そういう意味で抑制的でありましたが、非常に旺盛でかつ非常に先まで続いておりました需要に対応して整備をしたと、こう考えております。
○謝敷政府委員 「ぼりばあ」と「かりふおるにあ」は大型の鉱石専用船でございますが、積み荷がタンカーとやや異にした積み方をしておりました。
すなわち、五七年に条約が作成された当時に比べますと、その後、鉱石専用船、自動車運搬専用船、カーフェリーなど各種の専用船が出現いたしまして、ほぼ同じ大きさの船舶を比べてみましても、船種、船型により条約トンに、したがって責任限度額にも差が生ずるという不均衡が出てまいりました。
そのうちタンカーがいま話がありましたように、これはタンカーと鉱石専用船、これが千三百六十三隻、一カ月。それから三万トン以上の大型船は百七十一隻、こういう資料ですね。これはいいですか、この点。 それからもう一つ、これは事故はどうです、事故は。事故についてはどうなんです。資料でやってください。
昭和三十年代から船型の大型化ということが始まりまして、主として鉱石専用船あるいは鉱石と油を積みます船、こういったものが一万五千トン程度から五万トン、あるいは鉱油船におきましては十万トン程度に大きくなったわけでございます。
それから極東海運も同様でございまして、これも船でございまして、鉱石専用船二隻を日本に発注いたしまして、これに対して輸銀の融資によって鉱石専用船を韓国に輸出をした、こういうことでございます。これは極東海運が現にこの鉱石運搬船をチャーターに出しまして、一つはアメリカのベスレヘム・スチール社にチャーターに出した、それから一つはジャパンラインにチャーターに出した、これもいずれも運航されている。
新日本製鉄所名古屋工場内岸壁十二番、「ネスパークゲート号」という船ですね、四万七百六十七トン、イギリスの鉱石専用船です。これにおいて、石炭の荷揚げ中、三人の労働者が船倉にてバケット作業の準備をし、船倉から上がろうとしていた。一人が船倉から上がったが、失敗、残った二人が船倉にいるのに、クレーンが動き出して、バケット——一つかみ四十トンですよ、超大型のバケット。
これはもし御指摘がございますれば、運輸省からお答えすることかと思いますけれども、かわって私どもが承知しておりますところを申し上げますと、そのトン数に従いまして、たとえばコンテナ船は幾らである、あるいは定期船は幾らで鉱石専用船は幾らでタンカーは幾らである、こういうような一応の計画がございます。
このインドネシア政府というのは、従来も御承知のとおりに、オーストラリアから来る日本の鉱石専用船を、われわれが常識的に考えるとさっぱりわけのわからぬ理由でつかまえたりして、いろいろと問題を起こしているという傾向もあるわけであります。その政治的な背景というのをどういうふうに考えるか。
ここに資料がありますが、「総点検の対象になっている大型船は、四十年度以降に建造された三万重量トン以上、または長さ二百メートル以上の鉱石専用船、鉱油兼用船、大型バラ積み船と二十次造船のタンカー計九十八隻。」を調べた。その結果「点検は海員組合も立会って日本海事協会が実施し、これまでに資料の集まった六十六隻分を分析した結果、一隻平均百十三カ所ものキ裂などの損傷が見つかった。」こう言っておるんですね。
この点につきましても、調査委員会でいろいろ分析をされ、出ましたら、いまはまだ作業の途中だそうでございますが、後ほどそういう資料なりそれに対する所見なりもお伺いをいたしたい、こういうふうに考えるわけですが、これらの私どもが調べた範囲内におきまして、特に二十次、二十一次の造船、鉱石専用船を中心にしまして、船体構造上いろいろ矛盾はありますけれども一これから申し上げるようなところにある程度問題があったのではなかったか
また質問を本題に戻しますけれども、先ほどいろいろあげましたが、この鉱石専用船について私どもの調べた限りにおきましては、運輸省があのかりふおるにあ丸の事故が起きてから総点検のときに、船首部に重点を置いてやれという指示を出されました。それは総点検の結果においても、その指示はある程度正しかったということが裏づけられているようであります。
そこで、総点検の結果いろいろあるのですけれども、私のほうは政府のように行政権力を持っておりませんから、資料を提出をしてくれないとどうにもならぬわけですけれども、提出をされた資料あるいは現場の点検結果報告というものを集めていろいろ分析をしているわけなんですが、鉱石専用船、これは調査の対象になりましたのは十七次船から二十四次船まででございますが、総点検隻数三十九隻のうち、資料を提出されたものが三十五隻、
この超大型船というものにつきましては、鉱石専用船だけでなく、油の専用船であるタンカーを含めまして、戦後急速に大型化したことに伴うところの技術上の諸問題においていろいろと不明な点があるというのが一般の常識なんであります。
これは、かりふおるにあ丸は鉱石専用船でときどき油を積むのだけれども、こちらは油専門のタンカーとして使われている、また船の構造が違いますから別ですという形では、問題は解決しないのです。そういう点についてどうお考えか、ひとつはっきり答えていただきたいと思います。
ただ、かりふおるにあ丸にしても、あるいはぼりばあ丸にしても、二十次計画造船当時の船であって、この大型タンカーあるいは鉱石専用船はどの程度の腐食や衰耗を想定し、設計上安全係数はどのように算出をしてきたのかということが問題であろうと思うわけであります。
一方におきまして、次官通達による点検対象船が、鉱石専用船三十九隻、鉱石、油兼用船が三十隻、計六十九隻。また全日本海員組合との安全協議会の結果、自主点検を行なうことになった大型バルクキャリアーは十五隻でございますが、これを含めまして点検対象船は五万トンないし十万重量トンの大型船合計八十四隻に及びました。
「かりふおるにあ丸」の事故に関連しまして、先ほど申し上げました運輸事務次官通達によって、鉱石専用船等について総点検及び補強を当協会が実施いたしております。現在までに点検を終了いたしました五十三隻のうち二十一隻の点検結果について簡単に申し述べますと、点検によってかなり多くの損傷が発見されております。
タンカー、鉱石専用船等を通じまして船舶の大型化というのは非常に急速でございました。十八次ぐらいからだいぶ大型化してきたようでございます。私ども船主といたしましては、船長に、運航上特に注意しろということは言っておりません。昔から親船に乗った気持ちとか、あるいは大船に乗った気持ちということがいわれまして、大きな船ほど安全だという固定概念といいますか、一応そういったものがあったと思うのであります。
で「かりふおるにあ」におきましては、鉱石専用船というものが問題があるかどうか、この際事故にかんがみまして率直に検討しようということで、点検を運輸事務次官から船主、船舶所有者に指示をしたわけでございますけれども、あくまでも点検の主体は船主さんにある、役所はこれを立ち会いして見届けるという措置をとったわけでございます。
海事協会自体といたしましても、特に「出雲丸」のような、これはどうも腐食が問題だと思うのでございますけれども、最近タンカーとか鉱石専用船とかのバラスト・タンクについて、腐食防止の措置をもっと徹底すること、またそれができない間は社内点検と申しますか、船主さんにおける点検を大いに励行していただくということを船主に要望いたしております。