2004-05-28 第159回国会 衆議院 経済産業委員会 第17号
本改正による国の公的検査から事業者の自主検査への移行、事前規制型行政から事後チェック型行政への転換、保安管理機構の簡素化、国家資格制度の廃止などは、大企業のリストラ、合理化とも相まって、鉱山保安体制が一層弱まることは明らかです。同時に、検査機器など自前の検査体制が持てない中小鉱山では、経済的負担が生ずることからも、容認できません。
本改正による国の公的検査から事業者の自主検査への移行、事前規制型行政から事後チェック型行政への転換、保安管理機構の簡素化、国家資格制度の廃止などは、大企業のリストラ、合理化とも相まって、鉱山保安体制が一層弱まることは明らかです。同時に、検査機器など自前の検査体制が持てない中小鉱山では、経済的負担が生ずることからも、容認できません。
二 鉱山において鉱業権者と鉱山労働者が一体となった安全確保のための取組みが継続的に行われ、これらの活動を通じて蓄積された技術や知見の活用によって、より高い次元での鉱山保安体制が確保されるよう、海外の先進的な事例も参考にしつつ、必要な監督・指導及び啓発に努めること。
なお、稼行炭鉱がある地域においては、その存続こそが最大の地域振興であるという地域の強い声をも十分に念頭に置き、なお一層の鉱山保安体制の確保と生産の維持に最大限の努力を払われるよう切望いたします。 重ねて、新政策の展開に当たっては、明るさと希望が持てる政府のきめ細かい適切な対応を要望し、賛成の討論といたします(拍手)
やはり鉱山監督局の——少なくともほかの官庁とは違った、鉱山保安体制については経験も持っておりますし、また、いままでやったことを全部が全部けっこうだとは私は申しません。非常に不徹底だとは思いますけれども、しかし鉱山監督局の厳重な、やはり公害規制のもとに置かれる、その状態を続けることが、またその状態を続けてもらうことが、私は会社としても社会的責任を果たすゆえんだと思うのです。
そこで、大臣にここまで私が質問をして、これから先質問するのは少しおまえ矛盾しているじゃないか、こういうことになるかもしれませんけれども、私は現在の鉱山保安体制ということについては抜本的な検討が必要ではないか、こう思っておるのです。何といっても通産省は生産を担当する省であります。どうしても生産を担当する省でありますから、保安ということについては二になりがちであります。