1960-10-15 第35回国会 参議院 商工委員会 閉会後第4号
これは消火の問題でございまして、消火が済みましたら、さらに現在傾いた家を復旧するという鉱害復旧の問題に移るわけでございますが、これは当初は、盗掘の古洞の性格については、はっきりした事情がわからなかったのでありますが、その後いろいろ、大学にある鉱区原図等を調べて参りましたところ、先ほど先生おっしゃいましたように、掘進増区であるという事情が判明いたしました。
これは消火の問題でございまして、消火が済みましたら、さらに現在傾いた家を復旧するという鉱害復旧の問題に移るわけでございますが、これは当初は、盗掘の古洞の性格については、はっきりした事情がわからなかったのでありますが、その後いろいろ、大学にある鉱区原図等を調べて参りましたところ、先ほど先生おっしゃいましたように、掘進増区であるという事情が判明いたしました。
やり方といたしましては、やはり現場に参りまして古老の意見を聞きましたり、あるいは炭坑が持っております鉱区原図というものを写し取って役所の方で整備する、そういうやり方をやっておりますが、何分にもこれは相当日にちのかかるものと思われます。それで北九州全体のものを整備するのに最低二年はかかる、こういう考えであります。
特に今お示しの古洞の所在、それらの所在については、終戦後の鉱区原図というものは各炭鉱にございますので、これを立ち会いまして、われわれの方が強制的に全部見るということをいたしましたならば、ある程度これは整備できると存じます。ただし、それ以上のものにつきましては、残念ながら通産局にありましたものは全部戦災によって焼けてしまいました。