1993-04-12 第126回国会 衆議院 決算委員会 第5号
この工事費の積算について検査いたしましたところ、鋼材の使用重量については、設計図書において、タンクの底面を底板とアニュラ板で一重とすることとなっているのに、誤って、底板及びアニュラ板の二重構造であるとし、数量を重複して計算していたり、鋼材の単価については、積算参考資料に実勢価格が示されていたのに、高炉メーカーの公表販売価格を採用していたり、鉄骨工の労務単価については、海上幕僚監部から単価が通知されていたのに
この工事費の積算について検査いたしましたところ、鋼材の使用重量については、設計図書において、タンクの底面を底板とアニュラ板で一重とすることとなっているのに、誤って、底板及びアニュラ板の二重構造であるとし、数量を重複して計算していたり、鋼材の単価については、積算参考資料に実勢価格が示されていたのに、高炉メーカーの公表販売価格を採用していたり、鉄骨工の労務単価については、海上幕僚監部から単価が通知されていたのに
そのほかに、鋼材の単価につきましては、積算参考資料に実勢単価が示されているのに高炉メーカーの公表販売価格を採用していたり、それから鉄骨工の労務単価につきましては、本年度の単価が通知されているのに前年度の単価を参考にして高価な労務単価を適用していたりしたものでございます。
先ず左側のほうに(イ)の一といたしまして労務費について一体一トン当り幾人の手間を要するかという点につきましては検査院では鉄骨工がこれこれ、鳶工がこれこれ、人夫がこれこれというふうに要するはずだ、それはその下へ書きました通り、戦前なら一三・一人の人間でよかつたわけでありまするが、戦後には八時間労働の制限があつたり、又一般にはいろいろな事情のため能率が下つておるので、戦後にはどうしても五割増かかるので、
これは鉄骨の加工、建方の工事で、どうも少し高過ぎるという感じを持ちまして、点検いたしてみますと、国鉄では鉄骨工その他の人工を一トン当り二十八人六と見ておられるのでありますが、本院ではどう勘定してもこれは二十六人で十分だ。それから労務賃が一人当り五百十六円お出しになつておられますが、五百十六円の根拠がない。